新潟市東区津島屋 I様邸:雨樋工事(修繕工事)
2022.10.12 (Wed)
新潟市東区津島屋 I様邸:雨樋工事(修繕工事) 施工データ
施工場所 | 新潟市東区津島屋 |
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工事内容 | 雨樋修繕工事 |
工事期間 | 3日間 |
工事完了月 | 2022年7月 |
担当職人 | 星野 里美 担当職人の紹介はこちらから! |
現場調査
今回の現場
今回の現場です。雨樋固定用金具を支えている針金交換をご依頼いただきました。針金断線
針金が断線しているのが軒下からも確認できます。原因は雪の重み
針金が断線している部分の雨樋を下から撮影したものです。もしかすると上からの雪、下のつららのダブルパンチで負荷がかかって切れた可能性もありますね。断線状況接写
針金断線の状態を近くで撮影しました。弾けるような状態になっているということは、それだけ多大な負荷がかかったということです。案の定、雨樋の勾配に悪影響を及ぼしていました。
施工中
仮設足場組立
仮設足場を組み立てて工事スタートです。断線針金の撤去
断線した針金を撤去している様子です。針金の張り直し作業中
針金の張り直し作業中です。勾配確認
勾配の角度を確認しながら1つ1つ丁寧に張り直し作業を行いました。
施工完了
私が責任をもって担当しました

星野 里美
雨樋のつまりの原因になる固定用ワイヤーの破損とは?
雨漏りの原因は屋根や外壁の破損だけではありません。実は雨樋※の異常も原因になるんです。(※あまとい:「雨とい」と書かれることもあります)
雨樋の異常から雨漏りが発生する原因
雨樋の異常から雨漏りが発生する場合、考えられることは次の2つです。
- 雨樋が破損しており、破損した箇所から水が漏れている
- 雨樋を通るはずの雨水が正常に流れていない(=つまっている状態)
雨樋を通るはずの雨水が正常に流れていない(=つまっている状態)
雨樋の破損は破損箇所を修理したり、破損した雨樋パイプを交換したりすることで対応可能です。
雨樋を通るはずの雨水が正常に流れていない(=つまっている状態)
雨樋を通るはずの雨水が正常に流れていない=つまっている状態になるのは。さまざまな要因が考えられます。主な要因として挙げられるのが次の2点です。
- 排水箇所(集水器や竪樋、排水口)が詰まっている
- 雨樋の勾配がとれていない
排水箇所(集水器や竪樋、排水口)が詰まっている
雨樋の排水箇所としては、軒先にある集水器部分と壁を伝って排水口に流れる竪樋、そして排水口があります。それぞれの部分にゴミが溜まったり、破損したりすることで「詰まり」が発生し、水漏れが起こります。
雨樋の勾配がとれていない
勾配とはパイプの傾きのことです。勾配がとれていないということは、パイプの傾きが正常な状態になっていないことを指します。
雨樋に限らず、排水目的のパイプには必ず勾配をつけなくてはなりません。水を受ける部分を高く、排水となる部分を低くすることで角度が生まれ、重力によって水が流れていきます。重力に逆らった状態の勾配を「逆勾配」と言います。
逆勾配とは、落ちる角度ではなく上がる角度のことです。水は逆勾配だと流れていかずにつまった状態になってしまいます。
逆勾配時の雨樋の状態
水が溜まれば、その溜まった力が押し出されて流れるのでは?と思うかもしれませんが、逆勾配の水を押し出すためには相応のパワーが必要になります。
雨樋のような雨水が流れる程度のパワーでは、前面に押し出すことはまず不可能です。そうなると逆勾配で雨樋に溜まった水は前面だけではなく、横面にも力がかかってしまいます。結果として雨樋から水が溢れる状態になってしまうのです。
雨樋の勾配を左右する「固定用金具」
雨樋の勾配を正常な角度にするために必要なのが「固定用金具」です。金具は取り付ける場所によって色々なタイプがあります。新潟市のような雪の降る地域では、雨樋に雪が当たって金具が曲がらないように針金を使って雨樋の固定を強化しています。
新潟市の雨樋固定は「固定用金具×針金」がスタンダード
新潟市も積雪量が多いエリアのため、雨樋の固定を強化しているご自宅は多いです。
雨樋の金具は万能なものではありません。耐荷重がオーバーすれば折れ曲がることがあります。とくに屋根に雪がたまるほど積雪量が多い地域では、固定用金具をさらに固定するために針金を使っています。
雨樋固定用の針金破損は最終的に雨漏りを引き起こす原因になる!
針金が破損した場合、雨樋を支えている金具に負荷がかかります。金具に負荷がかかって折れ曲がると、支えている雨樋の勾配に影響を与えてしまいます。
つまり、雨樋が逆勾配なってしまうのです。固定用金具と針金補強がデフォルトの降雪地帯では、針金の破損は雨樋の逆勾配の原因になってしまうんです。
逆勾配になると、結果として雨樋から水を溢れさせることに繋がり、最終的に雨漏りを引き起こす原因になってしまうのです。
雨樋固定用の針金の歴史
雨樋固定用の針金にはいくつかの種類があります。一昔前までは、なんの被膜もない裸の針金が使われていました。被膜のない針金は「サビ」のリスクが高く、定期的に交換しなければなりませんでした。交換する際には常に雨樋の勾配に気を配らなければなりませんし、なにより交換作業そのものが危険で面倒なものです。
雨樋固定用の針金はステンレスが主流
最近の固定用針金はステンレス製やメッキ加工をしたニクロム線を使用しています。どちらもサビないという点で使われています。
ニクロム線に比べてステンレス製の方が耐久性は高いです。ただし、加工が難しいことやコストが高いことからニクロム線を固定用針金に使っているケースも少なくありません。
ステンレスでもニクロムでも切れるときは切れる
ステンレス製でもニクロム製でも、過度な負荷がかかってしまうと針金は切れます。サビて切れる被膜無しの針金と違い、切れた瞬間に雨樋の勾配にネガティブな影響を与えてしまうものです。
被膜無しの針金の場合、サビたからといって、すぐに切れることはありません。針金としての機能は多少残ります。ですがステンレスやニクロムは切れた瞬間にその負荷が雨樋にかかってしまい、勾配を変化させてしまうのです。
雨樋固定用針金の交換は簡単なようで重要な雨漏り防止工事なんです!
雨樋工事の中でも雨樋固定金具の交換や針金の交換工事は簡単に見えるものです。雨樋そのものを交換する作業に比べれば難易度は低いと思われていますが、勾配を取りながら針金を張り替えるのは集中力と根気がいる作業です。
長持ち塗装の新創では、雨漏り修理専門店としての顔もあります。雨漏り修理には「雨漏り対策」も含まれます。雨樋の異常はぜひ弊社までご相談ください。工事に必要な仮設足場・足場職人を自社で持っているため、他社に比べて安価に修理が可能です。
雨樋固定用の針金が切れたら、放置は厳禁です。DIYも可能ですが、高所作業になるため怪我のリスクもあります。ぜひ弊社にご相談ください!
今回の施工事例は雨樋固定用金具を支えている針金交換工事です。
「うちの針金もこんな状態だわ!」
「この状態って結構見るよな~」
もしこのようにお考えでしたら、ぜひ今回の施工事例をご覧ください。どのような工事内容なのか、施工前と施工後の違いをご理解頂けるはずです。
新潟県密着の外壁塗装・屋根塗装専門店 新創へようこそ

長持ち塗装の新創
代表取締役 帆刈 勇蔵
YUZO HOKARI
長男、長女2児の父になり、子供との接する時間を取らなければいけないと思うのですが、なかなかそうも行かないので悩んでいます。代表取締役、帆刈です。
大工業を経験し、仮設足場で独立起業、東区で自社足場を持っている塗装屋として、沢山のお客様に応援してもらいながら成長して来ました。冬は除雪業、リフォームして家を売り買いする不動産業にもチャレジ、大工経験で得た得意なリフォームの知識を活かし、外壁塗装&屋根雨漏り専門店をオープンさせていただきました。東区の皆さんにはとても良くしていただき感謝しかありません。これからも東区の発展の為、東区の皆さんの塗装の悩み、雨漏りの悩み、など、お役立ち出来るよう全力で頑張ります。優しい皆さんの温かい応援よろしくお願いいたします。
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