簡単解説！塗装技能士
2021.08.17 (Tue) 更新
新潟市東区の皆さんこんにちは！
塗装業は、お家の外壁を塗り直して綺麗にしているだけではありません。塗装によって建築物の保護や機能性の向上までも行っています。また塗装にも色々な種類があり、木工塗装・建築塗装・金属塗装・噴霧塗装・鋼橋塗装の5つに区分されています。もちろんハケやローラー等の道具や塗料の取り扱いに専門的な知識が必要です。そんな奥深い塗装業の知識や技術を客観的に裏付ける資格として塗装技能士があります。
【資格概要】
次に塗装技能士の等級別の概要を簡単に紹介します。
どの等級でも学科試験と実技試験の両方に合格しなければ取得できません。
3級塗装技能士
都道府県知事が認定。
初級技能労働者相当の技能及び知識が求められます。
初心者でも受験可能。※以前は6ヶ月の実務経験が必要でした。
2級塗装技能士
都道府県知事が認定。
中級技能労働者相当の技能及び知識が求められます。
受験資格は、2年の実務経験もしくは職業訓練の修了等で受験資格を得ることができます。
1級塗装技能士
厚生労働大臣認定の国家資格。
上級技能労働者相当の技能及び知識が求められます。
受験資格は、7年の実務経験もしくは2級塗装技能士取得から2年経過していることが必要です。
この1級塗装技能士の合格率は約50%で、長く経験を積んだ職人さんでも半分程度しか合格できません。決して簡単でない資格なのです。
ちなみに塗装の技能検定受験者は近年増加傾向で、需要のある資格です。
平成27年には9,317人の受験者が年々増加し、令和元年15,457人にまで増えました。
※令和2年は新型コロナウイルスの影響で受験者が減少しています。
その背景には、空き家の利活用の推進や公共施設の長寿命化等の社会的な要因があります。
【まとめ】
塗装業は、医師や弁護士のように特別な資格が必要なものではありません。資格を持っていなくても、その道一筋の腕のいい職人さんはたくさんいます。だからこそ、資格取得者は学科試験に備え勉学に励み、実技を鍛え直した意識の高い職人さんだとも言えます。
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