住まいのメンテナンスの中でも外壁塗装や屋根塗装は、約10年に一度のサイクルで行うことが推奨されています。ですが、外壁塗装や屋根塗装について、くわしく知っているという方は、そう多くありません。
💬「外壁塗装や屋根塗装は塗装会社、塗装業者に丸投げするから大丈夫!」
💬「安い業者を選んでお願いすればいいんでしょ?」
たしかに「餅は餅屋、桶は桶屋」といわれているように、専門家、専門店に依頼するのは間違ってはいません。費用が高額になりやすい外壁塗装工事・屋根塗装工事において、価格重視で業者選びをするのも間違ったことではありません。
ですが業者選びを間違ってしまうと「約10年に一度のサイクル」という目安が5年に一度、3年に一度と短くなってしまう可能性もあるのです!
お住まいの形や築年数、屋根材や外壁材の種類など、戸建住宅には1つとして同じものはありません。だからこそ、大切なお住まいを正しい工事でキレイにしてくれる適正価格で工事費用を提示してくれる塗装業者、塗装会社を見つける必要があるのです!
このページでは外壁塗装・屋根塗装に関する基礎的な知識についてお話しさせていただきます。このページの情報を参考にしていただき、適正価格で心から納得できる塗装工事ができる塗装業者を選んでいただけたらと思います。
大切なお住まいを「長持ち」させるための外壁塗装・屋根塗装の基本知識
大切なお住まいを「長持ち」させるためには、外壁や屋根の『塗装に関する知識』が必要不可欠です。外壁や屋根は天災などによって大きく破損しない限り、定期的に入れ替えるといったことができない「建材」です。
外壁や屋根を長持ちさせるためには、それらを守っている「鎧」が重要になります。その「鎧」こそ「塗装」なのです。
この章では、外壁塗装・屋根塗装に関する基本的な知識についてお話ししていきたいと思います。章の中で、外壁の劣化症状を自分で診断できる『外壁劣化度チェック』についても、くわしく、そしてわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
外壁塗装・屋根塗装の重要性
外壁塗装と屋根塗装がなぜ重要なのか?主な理由は次の2点です。
- 家を保護する役割があるから
- 美観の維持を担っているから
外壁塗装・屋根塗装の重要性①家を保護する役割があるから
外壁と屋根はどのような建物においても必要不可欠なパーツです。床だけでは建物とはいえません。壁だけ、屋根だけでも建物とはいえません。
つまり、外壁と屋根があるからこそ、建物なのです。外壁や屋根があることによって、雨や風、雪などから建物に住んでいる人を守ることができるのです。
ではお伺いします。
外壁や屋根が建物に住んでいる人を守っているならば、外壁や屋根は何に守られているのですか?
お気づきかと思いますが、外壁や屋根を守っているのが「塗装」です。「塗装」が外壁や屋根を雨や風、雪から守っているのです。
外壁や屋根は塗装が施されていなければ劣化してしまいます。劣化した外壁や屋根は、風や雨、雪を防ぐことはできません。夏は暑く、冬は凍えるほど寒くなってしまい、人が住むことはできなくなるでしょう。外壁や屋根に塗装が施されているからこそ、その建物に住んでいるあなたは快適に暮らすことができているのです。
外壁塗装・屋根塗装の重要性②美観の維持を担っているから
外壁や屋根の塗装は、ただ単に建物を守るだけではなく、美観を高め、住宅の印象を大きく左右します。塗装は家の「顔」ともいえる部分であり、その状態は家全体の魅力に直結します。美しい外壁と屋根は、まるで新築のような印象を与え、家全体を引き立ててくれるものです。
塗装がキレイに保たれている家は、見る人に良い印象を与え、家自体の価値を高める効果があります。外壁や屋根の色が明るく、均一であればあるほど、住まが魅力的に見え、その住まいに対する誇りも高まるものです。
反対に、塗装が剥げていたり色あせていると、家全体が古くさく見え、住んでいる人の気持ちまで暗くさせてしまうこともあります。
外壁や屋根の塗装は、見た目の美しさを維持するだけでなく、住む人の「心の安定」にも影響を与えます。これらの点を踏まえると、外壁塗装や屋根塗装は単なるメンテナンス以上の意味を持ち、大切なお住まいを守り育てるために必要不可欠な作業といえるでしょう。
今すぐできる外壁劣化自己診断!あなたの外壁の表面はどうなっていますか?
外壁塗装や屋根塗装を行うタイミングは、家の状態によって異なります。劣化の兆候にはさまざまなものがあり、その中には早急に対応が必要なものもあれば、もう少し待っても良いものもあります。
下記は実際に『長持ち塗装の新創』の現場調査において、お客様の外壁に見られた劣化の兆候の画像です。これらの症状があるかどうかをチェックしてみましょう。
色あせ・くすみ
外壁や屋根の色が明らかに褪せている場合、塗料が劣化していることを意味しています。保護機能が失われているだけでなく、美観にも影響を与えているため、塗り替えを検討するサインといえるでしょう。
チョーキング
塗膜の劣化によって外壁や屋根に白い粉が現れる現象です。この白い粉は塗料が劣化して分解されたものです。保護機能の喪失と美観の低下のサインとなるため、塗り替えを検討しましょう。
カビや藻
外壁や屋根にカビや苔・藻が付着している場合、付着している周辺には湿気が多いことを示しています。カビや苔・藻は付着するだけで塗膜の劣化を加速させる可能性があります。
シーリングの劣化
シーリング材が収縮し、ひび割れや剥がれが生じた状態です。この状態は水漏れの浸入を引き起こす可能性があり、早めの対処が必要です。
ひび割れ
外壁に小さなひびが入っている場合、これは塗膜の劣化のサインです。ひび割れが大きくなると、内部への水の侵入を許してしまう恐れがあるため、早期の対応が必要です。
★の数に要注意!多ければ多いほど早急な対応が必要です!
外壁劣化のサインに気付いたら、専門家に相談し、必要に応じて塗装工事の計画を立てましょう。また、地域の気候や建物の環境によって、劣化の進行度合いは異なります。
たとえば、日当たりが強い場所や雨風が直接当たる場所では、劣化が早く進む可能性があります。定期的な点検を行い、適切なタイミングで塗装工事を行うことが、建物を長持ちさせる鍵です。
外壁劣化度チェックは★星★のマークが多いほど、早急に外壁塗装や屋根塗装を検討すべき劣化になります。
とくに注意すべきは外壁塗装や屋根に生えているカビや苔・藻です。一見すると近隣の古い建物などで見られる現象ですが、外壁劣化度チェックでは「★5」!すぐに外壁塗装や屋根塗装をしなければいけない状態です。
理由は2つです。
- カビや苔・藻が塗装の塗膜を劣化させるから
- 外壁材や屋根材の中に侵入して繁殖を際限なく繰り返すから
カビや苔・藻は塗装の塗膜を劣化させ、外壁材や屋根材に侵入し、外側と内側の両方から外壁材や屋根材をボロボロにしてしまいます。だからこそ、カビや苔・藻が発生したら早めに除去し、上から外壁塗装や屋根塗装をして防護膜を作る必要があるのです。
そこまで必要のなさそうな現象でも、かなり大変なことになりますので、早め早めのメンテナンスや対処がお家を長持ちさせることにつながるということを覚えておきましょう!
これだけは知っておきたい!!!
塗装会社を選ぶ5つのポイント!!!
塗装工事は住まいの美観と保護を大きく左右するものです。塗装工事を成功させるためには、適切な塗装会社選びが重要です。この章では、優れた塗装会社を選ぶための「5つの重要なポイント」についてくわしくお話ししていきたいと思います。
- 地域密着の塗装会社の選択
- 現場調査(診断)にこだわる会社の選択
- アフターサービス・保証が充実している会社
- オンラインの口コミやレビューの重要性
- 一括業者見積りサイトに登録している業者への注意点
塗装会社を選ぶ5つのポイント①地域密着の塗装会社を選ぶ!
地域密着型の塗装会社の選択は非常に重要です。なぜなら、地域に根差した業者は、適正な価格での工事を提供し、アフターフォローや緊急時の迅速な対応が可能だからです。
地域密着の塗装会社は現場までの交通費や資材搬送費がほぼ発生しません。これによって工事の原価を低く抑えられます。地域に密着しているため、何か問題が発生した際にも迅速に駆けつけ、対処することが可能です。また、その地域の気候に精通した職人が在籍しているため、適切な施工方法を選ぶことができ、効果的な塗装工事を実現できるのです。
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塗装会社を選ぶ5つのポイント②現場調査(診断)にこだわる会社を選ぶ!
外壁塗装や屋根塗装の品質を確保するためには、現場調査にこだわる会社の選択が不可欠です。
現代日本の戸建住宅は1つとして同じものはありません。それぞれの住まいの特徴に合わせた適切な塗装が必要です。細かな劣化状態を正確に把握することで、塗料の機能を最大限に発揮し、長持ちさせられます。
丁寧な現場調査を行い、詳細な診断結果に基づいて施工計画を立てることが重要です。また、正確な見積りのためにも、細部にわたる徹底した現場調査が必要になります。訪れた業者がどれだけ丁寧に現場調査を行うかを確認し、最適な塗装業者を選ぶべきです。
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塗装会社を選ぶ5つのポイント③アフターサービス・保証が充実しているかもチェック!
外壁塗装や屋根塗装を行う際、施工後の保証の有無も重要なポイントです。どんなに腕の良い職人であっても、予期せぬ問題が発生する可能性があります。保証制度が整っている塗装会社を選ぶことで、万が一の事態にも安心して対応してもらうことが可能です。
品質に自信のある会社は保証を提供する傾向にあります。また、施工後のアフターフォローがない会社は、将来的な問題に対して無責任になる可能性があります。定期的な点検や適切なアフターフォローを提供する会社を選ぶことで、長期的な安心を得られるでしょう。保証とアフターフォローの充実は、塗装会社選びの重要な基準です。
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塗装会社を選ぶ5つのポイント④Google口コミ・Yahoo!ロコの評価を基準にする
塗装会社を選ぶ際には、Google口コミやYahoo!ロコなどのオンライン評価も重要な判断基準となります。これらのプラットフォームでは、実際にその会社のサービスを利用した顧客による生の声が集まっています。
良い評価が多ければ信頼性が高いと判断できるでしょう。とくにアフターサービスや品質に関する評価は参考にすべきポイントです。
ただし、評価を見る際には、単に星の数だけでなく、具体的なコメントの内容を確認することが重要です。実際の顧客経験に基づく詳細な口コミは、塗装会社選びの大きな手がかりになります。
塗装会社を選ぶ5つのポイント⑤ポータルサイトに登録している業者への注意
一括業者見積りサイトやポータルサイトに登録している塗装業者には注意が必要です。これらのサイトは多くの業者を一覧で紹介していますが、必ずしもすべての業者が信頼できるわけではありません。
一部の業者は低価格を売りにしている場合がありますが、そのような業者の中には、品質やアフターサービスが犠牲になっていることもあります。安さだけでなく、業者の実績や評判、提供するサービスの質などを総合的に評価し、選択することが重要です。
また、一括見積りサイトで塗装工事を依頼した場合、直接塗装会社に依頼したときに比べて、費用が高くなる可能性があります。一括見積りサイトに登録している塗装業者は、サイトを通じて塗装契約を締結した際、高額な手数料(一部では塗装料金の13%を徴収するサイトも…)を支払うことになります。この手数料がクセモノで、手数料分の利益を確保するために、塗料の質を落としたり、塗装職人を減らして長期工事にするといった施工方法を取る業者もいるのです。100万円の費用の内、13%の手数料であれば、13万円をサイトに支払うということです。100万円の13%=13万円分の仕事ができないという負の側面があるということを覚えておきましょう。
一括見積りサイトは便利なツールですが、業者選びの際には慎重に行い、総合的な判断を心がけるべきです。