屋根瓦の塗り替えで重要な「縁切り」はしないと雨漏りの原因になる!
2023.01.14 (Sat) 更新
新潟市の皆さんこんにちは!
地元密着、外壁塗装・屋根雨漏り専門店の
長持ち塗装の新創です!
代表取締役の帆刈です!
瓦屋根の塗替え時、必ず行う作業「縁切り(えんきり)」。文字だけを見ると少し物騒なイメージの言葉ですが、屋根塗装、とくに瓦にとって、なくてはならない作業工程の1つなのです!
もし縁切りをしない場合、瓦屋根の内部に水が溜まり、雨漏りを引き起こす可能性がかなり高くなってしまうのです!
工事中に職人さんや現場監督から「縁切り」という言葉が発せられた際、言葉の意味を知らない人にとっては「この会社は一度工事をしたら縁切りするような会社なのかしら?」といぶかしんでしまうかもしれません。
ですが、決してそのようなことはありません。縁切りはあくまでも塗装用語であり、
お客様との大事な、大事なご縁を切るという意味ではございませんのでご安心くださいね☆
今回のブログでは、瓦塗装の作業工程である「縁切り」の重要性についてお話ししていきたいと思います。
目次
屋根塗装の「縁切り」とは乾燥した塗料の膜を切って水の通り道を作ってあげる工程のこと
屋根塗装における「縁切り」とは、簡単にいうと「水の逃げ道」を作ってあげる工程のことです。どういう意味なのか具体的にお話ししていきたいと思います。
縁切りの意味
まず屋根塗装における縁切りの意味についてお話しします。縁切りとは瓦を塗装した際に瓦の縁(ふち)にできる塗料の膜を切り取る作業のことです。
個人的には「えんきり」ではなく「ふちぎり」の呼び方の方がいいのでは?と思いますが、ほかの地域ではえんきりではなく、ふちぎりと呼んでいるところもあるようです。
屋根瓦を塗装する際に使用するのは、ペイントローラーという塗装専用のローラーです。ローラーで塗装された塗料は瓦表面だけではなく、瓦と瓦の継ぎ目にも付着します。
瓦屋根の継ぎ目に付着した塗料が乾燥すると、塗料の膜、塗膜が形成されます。瓦に塗膜ができるのは問題ありません。ですが、瓦以外の空間に塗膜が作られてしまうと、雨水の逃げ道がなくなり、屋根内部の下地材に雨水が滞留してしまうことにつながります。
長期間雨水にさらされた屋根内部の下地材は本来の耐久性を著しく失ってしまい、最終的に雨漏りを引き起こしてしまうのです。
つまり、縁切りをしていない瓦屋根は雨漏りの危険性がかなり高くなってしまうのです。人間関係の縁切りは悲しいですが、瓦屋根の塗面の縁切りはやらないと悲しいことになってしまうんですね。
縁切りが必要な理由は瓦屋根の特殊性にあり
そもそもなぜ瓦屋根には縁切りが必要なのでしょうか?それは瓦屋根の特殊性にあります。
ご存じの通り、瓦屋根は瓦が重なって構成されています。じつはこの重なった部分には空洞があり、瓦屋根に入り込んだ雨水は、この空洞を通って外に排水されるのです。
雨水が排水される空洞に塗膜があると、水をブロックすることになるため、排水ができなくなってしまいます。瓦屋根の排水機構を機能させるための作業工程が「縁切り」になるのです。
縁切りは瓦屋根の塗装工事では時間と根気がかかる作業
縁切りは時間と根気が必要な作業です。塗装を行った瓦一枚一枚をチェックして、スクレーパーで縁切りしていきます。瓦は1坪(約3.3㎡)に約53枚使われているため、1枚あたり3秒で縁切りしたとしても、1坪分の縁切り作業には3分弱かかってしまうんですね。
計算上ですが、延べ床面積が38坪の場合、屋根面積は69.1㎡になるため
69.1(㎡)÷3.3(1坪=約3.3㎡)×3(分)÷60(1時間)=1.46(時間)
2時間弱かかる計算になります。1枚あたりの作業時間が3秒で済めば良いですが、塗膜が厚くて剥がれないといった場合は2時間弱で済まなくなることもあります。
また、縁切りはスピードだけではなく、丁寧さも求められます。1枚でも縁切りし忘れると、その部分に水が滞留してしまい、雨漏りを引き起こすリスクが高くなってしまうからです。
縁切りには時間と根気。丁寧に素早く行うことが職人の腕の見せ所でもあるんですね。
縁切りの方法
屋根瓦の縁切りはいたって簡単な作業ですが、根気と集中力、丁寧さが求められます。やり方としては、スクレーパーや工業用カッターを使って、塗膜が残らないようにしながら塗膜を切ります。
近年では「タスペーサー」という縁切り用の部材を入れ込むことが主流です。タスペーサーは種類にもよりますが、1,000個入りで3万円~5万円ほどの費用がかかります。塗装費用の節約のために手作業による縁切りをするお客様も少なくありません。
縁切りがトラブルの原因になる場合もある
縁切りが塗装業者とのトラブルの原因になる場合もあります。塗替えをして数か月後に雨漏りするようであれば、縁切りされていない可能性が高いでしょう。縁切りは瓦屋根の塗替え工事においては必須とも言える作業です。
トラブルが発生しないように、次のことをチェックしておきましょう。
- 縁切りの作業工程が見積書に書かれているか確認する
- 縁切り作業の証拠写真を提出してもらう
それぞれどのようなチェック内容なのかお話ししていきます。
縁切りトラブルを回避するためのチェックポイント1:縁切りの作業工程が見積書に書かれているか確認する
縁切りは特殊な作業です。塗装業者によっては見積書にどれぐらいの費用がかかるかを書いているところもあります。タスペーサーを使用する場合は、タスペーサーの購入費用が見積書に書かれているかを確認しましょう。
もし、塗装作業という名目で縁切りに関しての作業工程詳細を書いていない場合、塗装業者に書面にしてもらうようにお願いすると良いでしょう。口約束で「縁切りですか?もちろんやりますよ!」というのは信用しないほうがよいです。きちんと書面に残してもらうことで、やった、やらないというトラブルを回避できます。
縁切りトラブルを回避するためのチェックポイント2:縁切り作業の証拠写真を提出してもらう
縁切り作業後には、作業をしたという証拠写真を提出してもらいましょう。できれば、業者と一緒に直接目視で確認することが望ましいです。もし難しい場合はその場で撮影した写真を確認するか、ドローン(ほとんどの塗装業者は現場調査用に持っています)を使って確認すると良いでしょう。
なぜその場での確認が必要なのかというと、まったく別の現場の縁切りの写真を見せて「やりました!」と報告する業者もいるためです。雨漏りに直結するトラブルである「縁切りトラブル」には充分注意しましょう!
縁切りされていないかも?と思ったら?
屋根の塗装後の早いタイミングで屋根からの雨漏りが発生した場合、縁切りされていない可能性が高いでしょう。
ですが、素人判断は避けた方が無難です。というのも、屋根の縁切りに関しては素人目から見ても判断可能ですが、屋根に上って確認するのは危険を伴うからです。
もし雨漏りの原因が「塗装時の縁切りの未実施」にあるかも?と思ったら、まずは専門業者に屋根診断を依頼してみましょう。長持ち塗装の新創では、無料の雨漏診断を行っております。
塗装したのがほかの業者さんでも問題ありません。雨漏りが進行して、建物全体に被害が及ばないようにするためにも、一度ご相談くださいね☆
長持ち塗装の新創では丁寧な「縁切り」で雨漏りから屋根・建物を守ります!
長持ち塗装の新創では、瓦屋根の塗替え時には丁寧な縁切り作業を行って、雨漏りから大切なご自宅をお守りいたします。
- 雨漏りしているかも?
- 塗替えしたばかりなのになぜか天井から雨漏りしている!
もしこのような状態の場合は、すぐにでも弊社にご相談ください!丁寧な仕事はもちろんのこと、接客に関しても誠心誠意、心を込めて対応させていただきます!
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これまでの工事実績2500件以上!
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