高耐候性塗料「ニッペファインSi」の評判！オールマイティー塗料と言われる理由と特長を解説！
2023.06.24 (Sat) 更新
皆さんこんにちは！
ブログ担当のコバヤシです！
突然ですが、塗料業界でオールラウンダーとして評判の塗料があることをご存じでしょうか？知っておいて損はないお話です。
塗料は塗装するものに制限がある場合が多いです。鉄部には塗れても木部には塗れなかったり、窯業系サイディング材に塗れても、ガルバリウム鋼板材には塗れなかったりするケースもあります。
だからこそ、塗料にさまざまな種類が存在しているのも事実なのですが、現場で作業する職人さんにとって複数の塗料を使い分けるのは、ココだけの話、かなり大変なんです（汗）
お客様にとっても、使用する塗料の種類が増えるほどコスト負担が高くなってしまうのは考えものでしょう。
「現場にこれ1つあればほとんどの仕事ができちゃう！」という魔法のような塗料があれば、コストパフォーマンスも効率も良い仕事ができるのに！
それを叶えてくれたのが「ニッペファインSi」です。
ニッペファインSiには3つの特長があります。
- 低汚染性で防藻や防カビも叶う
- 弾性仕様でひび割れにも対応できる
- 環境とおうちに優しい
塗料メーカー「日本ペイント」が手掛けたニッペファインSiは、高い耐候性を持つオールマイティー塗料として塗装業者から評判になっているんです。
評判になっている理由としては大きく2つ挙げられます。
- 作業性が高い
- どんな下地にも塗れる
建材を選ばずに塗れるということは、作業時間の短縮にもつながります！作業時間が短縮されればそれだけ人件費も発生しないため、よりリーズナブルに塗装工事が叶うということになりますよね。
また、敷地内に塗装業者以外の業者（配送業者など）が何人も出入りしたり、足場が組まれたりするために「おうちのメンテナンスが苦手！」と思っている方にも嬉しい要素が満載です。
現場に1つあれば大活躍と評判の「ニッペファインSi」について、オールマイティー塗料と呼ばれる理由と特徴を、長持ち塗装の新創が解説していきます！
目次
日本ペイント「ニッペファインSi」ってどんな塗料？
3大塗料メーカーの1つである日本ペイントが手掛けるニッペファインSiは、中塗りと上塗りの工程で仕様できる塗料です。
ちなみに、ニッペファインSiの「ニッペ」とは、日本ペイントの名称です。擬音のような響きが親しみやすさを感じますね。
ニッペファインSiは外装用なので、外壁はもちろんのこと、屋外建材のちょっとしたところにも塗装できる優れものです。塗装可能な下地については、評判な理由についての部分で詳しくお話しします。
ニッペファインSiは高耐候性を誇る弱溶剤シリコン系塗料
ニッペファインSiはオールマイティーな塗料と評判ですが、高い耐候性を持っていることもポイントです。性能表を見てもわかるように、あらゆる項目においてすべて合格がついています。
ニッペファインSiは特殊処理技術を組み合わせて「高耐候性シリコン系塗料」に仕上げていることから、優れた耐候性を実現しています。
どれくらいすごいのかというと、耐候性は最高ランクの「耐候形1種」です！これはJISで定められた規格で、建築用仕上塗材の耐候性のランクを示すものです。
耐候形の分類には1種〜3種があり、最高ランクとして認められるには促進耐候性試験において、2500時間経過後、つやの保持率が80％以上であるという条件をクリアする必要があります。
外壁塗料で耐候形1種に認められているものとしては、主に以下の4つが挙げられます。
- シリコン
- フッ素
- 無機
- 100％アクリル
最高ランクに輝くほどの高い耐候性を持っているからこそ、ニッペファインSiは長期的な色あせや艶の低下を防ぐことが期待できるのです。
ニッペファインSiは臭気がマイルドな油性塗料
ニッペファインSiは「ターペン可溶2液形シリコン系塗料」に分類されます。「ターペン」とは、松の根の成分を抽出してできた「テルペン油」に由来するもので、大戦中石油の代替燃料として使用されたこともあるそうです。
ターペンは工業用に使用されることが多く、塗料を使用する場合にうすめ液として使用されています。可溶とは薄めることができるという意味なので、ターペン可溶という言葉がついている場合は、薄めて使用できる塗料ということになります。油性塗料の場合は主にシンナーを使用することが多いです。
ターペン可溶と同じ意味を持つ「弱溶剤形」という言葉の方が塗料の分類でよく見かけるかもしれませんね。「溶剤」と「油性」は塗料では同じ意味を持つため、ニッペファインSiは油性塗料ということになります。
油性塗料は臭いがキツイという印象が強いかもしれませんが、油性塗料の中でも強溶剤と弱溶剤にわけられています。ニッペファインSiは弱溶剤なので、油性塗料の中でも臭気がマイルドなのです。
ニッペファインSiがオールマイティー塗料と言われる2つの理由
ニッペファインがオールマイティー塗料と言われる理由についてお話していきます。
理由は主に2つ挙げられます。
- 作業性が高い
- どんな下地にも塗れる
ニッペファインSiは作業性が高い
ニッペファインSiは性能試験でも合格をもらっているほど、作業性が高いです。作業性というのは、塗装時に困難を感じないことであったり、どんな塗り方でも支障がなかったりすることを指標としています。
ニッペファインSiに作業性の高さを感じるポイントは3つあります。
- 塗装後の乾きが良い
- 下地の色をニュートラルにする隠ぺい性が高い
- はけ、ローラー、スプレー作業に支障がない
塗装してからすばやく乾いてくれると次の工程に移りやすく、作業時間も短縮できます。気温が低い冬場の施工でもスムーズに作業可能です。
隠ぺい性が高いため、下地材や既存の塗装の色をニュートラルに戻し、新しい塗装の発色や機能性を十分に発揮できます。
ローラーやスプレーといった幅広い塗装方法に使用できるため、場所によって柔軟な対応が叶います。職人たちもストレスフリーに塗装ができてありがたい限りです！
ニッペファインSiはどんな下地にも塗れる
ニッペファインSiは作業性が高いだけでなく、下地の素材も選びません！
- コンクリート面（現場打ち）
- セメント系建材
- 塗り替え改修用（アクリルリシン、吹付けタイル、その他旧塗膜）
- モルタル仕上げ面
- ALCパネル（高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート）
- 鉄部
- FRP（繊維強化プラスチック）
- 硬質塩ビ部
- カラー鋼板（トタンなど）
これだけ幅広い下地に塗装ができれば、本当にニッペファインSiひとつでほとんどの塗り替えができてしまいます！
通常は、外壁、木部や鉄部などで塗料を変えることがありますが、ニッペファインSiはまさにオールマイティーに使える塗料です。
ニッペファインSiの耐用年数は？
ニッペファインSiの耐用年数は10～12年程度が目安です。耐用年数とは、いわば塗料の寿命のようなものです。塗装によって雨風や日光の紫外線などからおうちを守れる期間だと思ってください。
だからこそ、その年の天候や環境の変化にも影響を受けます。とくに新潟市では積雪が多く、短期間で膨大な量の積雪があることも増えてきました。近年の突発的な大雨や大型台風などで想像以上のダメージを受けることもあるでしょう。
ニッペファインSiは高い耐候性を誇っていますが、耐用年数を目安としてメンテナンスを検討してくださいね。それが、外壁だけでなくおうちの安心安全にもつながります。
長持ち塗装の新創では、外壁診断を無料でおこなっております。メンテナンス時期が近づいてきたり、外壁に異変を感じたりする場合にも、お気軽にご相談ください。
「ニッペファインSi」の3つの特長
業界で評判となっている理由を知っただけでもお腹いっぱいかもしれませんが、ニッペファインSiの3つの特長もピックアップしておきます！
- 低汚染性で防藻や防カビが叶う
- 弾性仕様でひび割れにも対応できる
- 環境とおうちに優しい
低汚染性で防藻や防カビも叶う
ニッペファインSiには、塗装した状態を綺麗に保つための機能も備わっています！雨水の水分をはじくのではなく、塗膜と汚れの間に引き込む「親水化技術」によって、雨が降るたび外壁が綺麗になります。
これによって、外壁の美観を損なう雨垂れのシミや汚れから守られるのです。こうした雨垂れなどの汚れがつきにくい塗膜の性質のことを「低汚染性」といいます。
低汚染性のおかげで藻やかびの温床になることもなく、清潔な塗膜の状態がキープできるのです！
また、壁の内部が呼吸できるような「透湿性」も兼ね備えているため、膨れや剥がれのリスクを軽減できます。
弾性仕様でひび割れにも対応できる
ニッペファインSiの特長は弾性仕様にも対応できることです。弾性とは弾力性のことを意味します。弾力性のある塗料は柔らかく、ゴムのように伸びるため、外壁にできたひび割れも包み込んで平らな面が作れます。
隙間を埋めるためにおこなうコーキングの上から塗装しても、塗膜の割れが発生しにくいのも嬉しいポイントです。弾力性のない塗料であれば、下地にひび割れが生じたときに一緒にひび割れてしまいます。
油性塗料を含む通常の塗料の場合は、硬化剤を用いて弾性にすることが一般的です。ニッペファインSiは油性塗料で弾性タイプという珍しい塗料なのです。
環境とおうちに優しい
ニッペファインSiは環境とおうちに優しい塗料でもあるのです。塗料に含まれる成分にはシックハウス症候群の原因となるものもあります。ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群の原因の1つとして有名ですよね。
そんなホルムアルデヒドの放散等級は、建築基準法で定められている規制の対象外である等級「F☆☆☆☆」です。塗料から発散されるホルムアルデヒドが問題視されている現状もありますが、ニッペファインSiは安心して使用できます。
また、鉛などの重金属はもちろん、農薬やシロアリ駆除などに含まれる「クロルピリホス」も配合していません。
さきほどお話しした「透湿性」で壁が呼吸できる状態になっているため、結露からおうちを守ることもできます。
環境とおうちに優しいということは、そこに住む人にも優しいということです！ニッペファインSiは、ご家族を大切に思う方々にも評判の塗料になることでしょう。
ニッペファインSiや塗料についてのご質問は長持ち塗装の新創へ！
ニッペファインSiをきっかけに「安心安全な塗装に興味がわいた！」という方は、長持ち塗装の新創におうちのお悩みをご相談ください。
外壁診断も無料でおこなっておりますので、メンテナンス前のおうちのチェックにもご利用いただけます。
イオン新潟東店3階にはショールームもありますので、お買い物ついでにお気軽に覗いてみてくださいね。
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