PFAS規制目前!プレマテックスなど国内メーカーはどう対応している?2026年の塗料選びガイド
2025.10.08 (Wed) 更新

新潟市の皆さんこんにちは!
新潟市東区を中心に地元密着、外壁塗装・屋根雨漏り修理を専門にしている塗装業者、
長持ち塗装の新創です!
代表の帆刈です!
こんにちは、長持ち塗装の新創代表の帆刈です。前回は「PFASとは何か」についてお話ししました。今回は、いよいよそのPFAS規制が住宅塗装の現場にどんな影響を与えるのか、そしてプレマテックスをはじめとした国内メーカーがどのように対応しているのかを、わかりやすくお伝えします。
「規制」「化学物質」というと少し難しく感じるかもしれませんが、簡単に言えば“塗料の安全基準が変わる時代”がやってくるということ。お客様からも「フッ素塗料はもう使えないの?」とよく質問をいただくようになりました。
今回のお役立ちコラムでは、その答えとこれからの塗料選びの考え方を、実際の現場目線で解説します。
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PFASとは何か?2026年の新基準で住宅塗装はどう変わるのか|プレマテックス対応を施工店が解説
目次
PFAS規制の本質を理解する|塗料業界が直面する課題とは

PFAS問題を一言でいえば「長く残りすぎる成分をどう減らすか」というテーマです。これまでフッ素塗料は“耐久性の王様”と呼ばれるほど人気でした。10年・15年と長持ちし、汚れにくく、美観を保てる──そんな理由で多くの家に採用されています。
しかし、その強さの秘密である「フッ素樹脂」の一部に、環境に残留しやすいPFASが含まれていることが分かり、国際的な見直しが始まりました。
PFASが塗料のどの成分に関係しているのか
塗料は「顔料(色)」「樹脂(耐久性)」「添加剤(撥水など)」で構成されています。この中でPFASは、主に“樹脂や添加剤”に使われてきました。つまり、塗料全体が悪いのではなく「一部の成分」にPFASが含まれているというイメージです。たとえるなら、料理で使う調味料の中に、体に良くない成分が少し混ざっていた──そんな感じです。
塗料メーカーが対応を急ぐ背景とリスク管理
日本国内でも、2026年をめどにPFAS含有製品の制限が進む見込みです。そのため、各メーカーは「PFASを使わず、同じ性能を出せる塗料」を急ピッチで開発しています。すでに海外ではPFASフリーの塗料が主流となりつつあり、日本の塗装業界も“環境配慮×高性能”の両立を求められる時代に入っています。
ただし、すべてのフッ素塗料が使えなくなるわけではありません。今後は“どの種類のフッ素を使っているか”を確認して選ぶ時代になる、ということです。
主要メーカーの対応比較|プレマテックス・アステック・AGCの方向性

では、実際に国内メーカーがどんな対応をしているのか。ここでは、私たち施工店が取り扱う主要メーカーの動きを見てみましょう。
プレマテックスのPFASフリー化と研究開発の動向
プレマテックスは、早くから「PFASフリー塗料」の開発に取り組んでいるメーカーの一つです。特徴は、フッ素や無機成分の“構造”を見直し、PFASを含まない樹脂で同等以上の耐候性を実現している点。
たとえば「ウルトラペイントシリーズ」では、分子レベルで塗膜を緻密化し、紫外線や酸性雨にも強い仕様を確立しています。
施工現場で扱う実感としても、塗りやすく・伸びが良く・仕上がりが均一。いわゆる“性能だけでなく職人にもやさしい塗料”として評価されています。
他社との違いをどう見極めるか|成分・保証・価格の視点から
アステックペイントは水性無機ハイブリッド塗料でPFAS削減を進めており、AGC(旧旭硝子)も化学メーカーとしてPFASレス素材の開発を加速中です。
プレマテックスが優れているのは、“メーカーと施工店の両輪体制”を重視している点。つまり、製品を作って終わりではなく、認定施工店制度で施工品質まで管理しているのです。どんなに良い塗料でも、塗り方が悪ければ性能を発揮できません。その意味で「認定施工店=メーカーと一体で家を守る存在」と言えます。
メーカー名 | 対応の方向性 | 特徴 |
プレマテックス | PFASフリー塗料の早期導入 | 無機×フッ素のハイブリッド構造、施工品質を重視 |
アステックペイント | 水性無機塗料中心に切り替え | CO₂削減型・環境認証取得製品が増加 |
AGCコーテック | 化学素材からPFASレス開発 | 原料段階から除去、工業分野で実績あり |
次世代フッ素塗料の選び方|“安全×耐久”を両立するポイント

規制が進む中で「じゃあ、どんな塗料を選べばいいの?」という疑問が出てくると思います。ここでは、施工店としてお伝えできる“これからの選び方の基準”を3つに整理します。
特定PFASフリーを見抜く3つの判断基準
特定PFASフリーを見抜く3つの判断基準
- SDS(安全データシート)を確認する
塗料の成分表に「PFAS」や「PFOA」「PFOS」などが記載されていないかをチェック。 - メーカー公式サイトの対応方針を見る
環境対応塗料を前面に打ち出しているメーカーは、すでに移行済みの可能性が高いです。 - 認定施工店で施工する
最新の塗料動向を把握している施工店なら、成分や安全基準についても正確に説明してくれます。
施工店が推奨する“環境対応型塗料”の見分け方
実際の現場では「耐久年数」と「安全性」のどちらかを犠牲にしない塗料が理想です。たとえばプレマテックスの新シリーズでは、PFASを含まないうえで“無機ハイブリッド”構造を採用し、20年クラスの耐候性を維持しています。
つまり「環境にやさしい=性能が低い」ではなく「環境にも強くて長持ちする」がこれからのスタンダードになる、ということです。
FAQ|フッ素塗料は使えなくなる?PFAS対応に関する誤解を解く

台風や地震と同じように「PFAS」という言葉もニュースで取り上げられると、どうしても“ちょっと怖いもの”のように感じてしまう方が多いようです。
実際、塗料業界でも
「フッ素塗料は使えなくなるの?」
「高級塗料が全部ダメになるの?」
といった誤解が広がっています。
ですが、安心してください。
規制の目的は「危険な成分を減らす」ことであって、フッ素塗料そのものを禁止するわけではありません。ここでは、お客様からよく寄せられる質問にお答えしながら、PFAS対応の本当のところをわかりやすく整理していきます。
Q1:フッ素塗料は全部使えなくなるんですか?
A1:いいえ、一部の古いタイプが対象です。PFASを含まない新しいフッ素塗料はこれからも使えます。
Q2:プレマテックスの塗料は安全なんですか?
A2:同社は早くからPFASフリー化を進めており、成分の安全性にも配慮した製品開発を行っています。
Q3:価格は高くなりますか?
A3:一部の製品で原料コスト上昇の影響がありますが、耐久年数が長いため“長期的にはお得”です。
Q4:今すぐ塗り替えるべきですか?
A4:急ぐ必要はありませんが、次回の塗装計画では“PFAS対応塗料”を選ぶことをおすすめします。
Q5:どうやって確認すればいいですか?
A5:施工店に「SDS(安全データシート)を見せてください」と聞くだけでOKです。
2026年の前に知っておきたい。“安全に長持ちする家”を守る塗料相談は新創へ

PFAS規制は、家の塗り替えを考えるうえで避けて通れないテーマになりました。しかし、正しく理解すれば怖いものではありません。むしろ、より安全で長持ちする塗料を選べるチャンスです。
長持ち塗装の新創では、プレマテックスを中心としたPFASフリー塗料の提案・施工を行っています。メーカー認定施工店として、成分データや耐候試験の結果もお見せしながら、お客様一人ひとりに最適なプランをご提案します。
「次の塗装、何を選べばいい?」と迷ったら、まずは無料の塗料診断をご利用ください。イオン新潟東店3階のショールーム、またはメール・お電話でお気軽にどうぞ。






















