塗装用語解説『ガルバリウム鋼板』ってどんな板?
2023.03.25 (Sat) 更新
新潟市の皆さんこんにちは!
新潟市東区を中心に地元密着、外壁塗装・屋根雨漏り修理を専門にしている
長持ち塗装の新創です!
ブログ担当のコバヤシです!
今回のブログは普段施工事例や現場レポートでよく出てくる塗装業界の専門用語についてお話ししていきたいと思います。
今回のお題は
『ガルバリウム鋼板』
です。
屋根の補修工事や外壁のカバー工事など、金属系の工事では必ずと言っていいほど使われることが多い『ガルバリウム鋼板』。
『ガルバリウム鋼板』とは、スチールシートにアルミニウム・亜鉛合金をめっきした鋼板のことです。
めっきの方法によって、鋼板に被覆された亜鉛の割合が異なり、一般的にはアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板と呼ばれます。
ガルバリウム鋼板は建築材料としては、外壁や屋根、ガレージや倉庫、工場などの建物の外観に使用されています。建築材料以外では、自動車や船舶の外装材料、家電製品、パイプライン、農業用具などの幅広い分野で使用されているかなりメジャーな金属板なのです!
ガルバリウム鋼板の主な特徴は、以下のとおりです。
- 耐食性が高く、鉄のサビを防ぐ。
- 強度が高く、耐久性に優れる。
- 軽量でありながら、十分な剛性がある。
- 火災に強く、耐火性能が高い。
- 施工性が良く、切断や曲げ、穴あけなどがしやすい。
今回のブログでは
- ガルバリウム鋼板のメリットとデメリット
- ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法
- ガルバリウム鋼板を塗装する際の工夫
についてお話ししていきたいと思います。
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ガルバリウム鋼板のメリットとデメリット
ガルバリウム鋼板の主なメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 耐食性が高い:鉄のサビを防ぐため、長期的な耐久性が期待できます。
- 強度が高く、耐久性に優れる:鋼板自体が強いため、耐久性が高いです。
- 軽量でありながら、十分な剛性がある:軽量なため、施工の際に扱いやすく、剛性が十分にあるため、強度も確保されます。
- 火災に強く、耐火性能が高い:燃えにくく、耐火性能が高いため、建築物に使用する際にも安心です。
- 施工性が良く、切断や曲げ、穴あけなどがしやすい:加工しやすく、設計の自由度が高いため、いろいろな用途に使用されます。
【デメリット】
- 塗装が必要:鋼板の表面にはめっきがされているため、めっきを守るための塗装が必要です。そのため、塗装のためのコストやメンテナンスが必要です。
- サビの原因となる金属と接触すると、サビが発生する場合がある:鋼板の表面に付着した鉄などの金属と接触すると、その金属がサビの原因となる場合があるため、適切な設計や施工が必要です。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法
ガルバリウム鋼板は、一般的な鉄の鋼板よりも長期間にわたって耐食性が高く、メンテナンスの頻度はほかの金属素材に比べて少なくて済みます。以下の点に注意してメンテナンスを行うことでより良い状態を長期間保つことができます。
- 定期的な洗浄:ガルバリウム鋼板は、汚れやほこりが付着すると、サビや腐食の原因となります。そのため、定期的に洗浄することが重要です。
- 塗装の補修:ガルバリウム鋼板の表面にはめっきがされているため、塗装を施すことはありませんが、塗装が必要な場合は、塗装の補修を行う必要があります。塗装の劣化が進んでしまった場合には、サビの原因となり、鋼板の寿命を短くすることにつながります。
- 破損部分の修復:ガルバリウム鋼板には、傷や破損が生じる場合があります。破損部分があると、サビの原因となり、鋼板の寿命を短くすることにつながります。そのため、破損部分は、できるだけ早く修復する必要があります。
- サビの予防:ガルバリウム鋼板は、通常はサビませんが、鋼板の表面に金属粉塵や塩分が付着するとサビの原因となります。そのため、鋼板を設置する場所によっては、適切な防サビ処理が必要になる場合があります。
ガルバリウム鋼板のメンテナンスは、一般的な鋼板に比べて簡単です。
ただし、設置箇所や状態によってはプロの手を借りてメンテナンスした方が確実です。機材や洗剤、塗替えはプロに依頼することをオススメします。
ガルバリウム鋼板を塗装する際の工夫
ガルバリウム鋼板を塗装する際は、以下の点に注意することが重要です。
- 鋼板表面の清掃・下地調整:ガルバリウム鋼板の表面には、表面処理のためにアルミニウム・亜鉛合金のめっきがされています。そのため、塗装する前に、鋼板表面を洗浄し、油脂や埃を取り除く必要があります。清掃には、鉄筆やワイヤーブラシ、サンドペーパーなどを使用すると効果的です。
- プライマーの選定:ガルバリウム鋼板に塗装する際は、専用のプライマーを使用する必要があります。プライマーは、鋼板表面に密着し、塗料が剥がれることを防ぐ役割があります。プライマーは、ガルバリウム鋼板用のものを使用しなくてはなりません。
- 塗装剤の選定:塗料を選ぶ際には、ガルバリウム鋼板用の塗料を選ぶ必要があります。ガルバリウム鋼板に適した塗料は、耐食性や耐候性が高く、ガルバリウム鋼板の表面に密着することができます。
- 塗装の厚み:ガルバリウム鋼板に塗装をする場合は、厚みに注意する必要があります。塗装が厚すぎると剥がれやすくなります。適切な厚みを保つために、薄く塗ることが重要です。長持ち塗装の新創では、サビ防止塗料⇒プライマー⇒中塗り⇒上塗りと計4回に分けて塗装を行っています。薄く重ね塗りをして塗装とガルバリウム鋼板を長持ちさせるための手法です。
以上のように、ガルバリウム鋼板を塗装する際には、鋼板表面の清掃、専用のプライマーと塗料の選定、塗装の厚みに注意することが必要です。適切に塗装を行うことで、ガルバリウム鋼板の耐久性を高めることができます。
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屋根や外壁は時間の経過とともに劣化するものです。少しでも長く良い状態を保ちたいのであれば、定期的なメンテナンスが必要です。
もしすでに屋根や外壁が傷んでいる場合は、早めに対処することが重要になります。長期間放置しておくと、傷んだ部分から雨漏りが発生する可能性が高くなります。
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