ゲリラ豪雨・線状降水帯による雨漏り被害の原因と対策
2023.06.04 (Sun) 更新
皆さんこんにちは!
ブログ担当のコバヤシです!
近年、日本では、ゲリラ豪雨や爆弾低気圧といった、台風や地震以外の災害が増えてきました。とくに雨を伴う災害は、土砂崩れや洪水といった人命に関わる被害を及ぼします。人命に関わるような災害が発生するような豪雨が発生する場合、心配になるのが住宅、建物です。
豪雨に深く関係しているのが「線状降水帯」と呼ばれるものです。線状降水帯は、2014年に広島県で起きた豪雨災害がきっかけとなり、一般的に知られるようになりました。
線状降水帯はその名の通り、線のように雨雲が列をなしている状態です。最近では台風のときにも「線状降水帯が発生した」というニュースもよく耳にしますよね。
数時間に大量の雨を降らせる線状降水帯は「雨漏りしてるかも?」と違和感を感じているおうちにとっては脅威でしょう。
- 雨の日になると家の中に湿気を感じる
- 防水工事をしてから何年も経っている
- 天井にシミのようなものが見える
- 築年数が長く、屋根周辺の劣化が目立つ
- 外壁やベランダにひびがある
上記のような症状が大切なおうちに出ているようならば、線状降水帯で発生する豪雨には要注意です!
💬「今回の豪雨も前回の豪雨も大丈夫だったから、別に必要ないのでは?」
💬「雨漏りしてるかもしれないけど、そこまで大きな被害になってないから、そのうち対応します。」
ちょっと待った!雨漏りと豪雨は舐めていると痛い目に遭います!最悪の場合、倒壊するかもしれません!しかも近いうちに!
今回の記事では、豪雨時に気になる雨漏り症状、雨漏りの前兆について解説していきたいと思います!敵を知れば的確な対策が打てますよね。
ぜひ最後まで読んで備えていただければと思います。
線状降水帯とは?
線状降水帯とは、発達した雨雲である積乱雲が線状に伸びて「雨の領域」をつくったものです。長さは約50〜300km、幅は約20〜50kmで、数時間ほぼ同じ場所を通過または停滞します。
積乱雲が列をなすことで発生する、いわば雨雲の最強集団といったところでしょうか。過去に起きた集中豪雨は、ほとんどが線状降水帯が原因だとわかっています。
線状降水帯の下に入ってしまうと、通常ならば1ヶ月かけて降るような雨の量が数時間で降るという豪雨に見舞われます。通常の雨雲と違い、列をなしていることで雨雲が途切れることがありません。
このため、同じエリアで長い時間豪雨が続くという現象が起きてしまうのです。
線状降水帯とゲリラ豪雨の違い
線状降水帯による豪雨に似ている「ゲリラ豪雨」と呼ばれるものもありますよね。線状降水帯が知名度を得る前は、ゲリラ豪雨が雨漏りの引き金をひく脅威として君臨していました。
そんなゲリラ豪雨からパワーアップしたものが、線状降水帯です。線状降水帯とゲリラ豪雨では、雨の降る時間、範囲、総雨量が違います。
始まりは同じ積乱雲ですが、雨雲が列をなしているという違いだけで、大規模な災害をもたらす可能性が高いのが線状降水帯なのです。
線状降水帯が起こりやすいのは夏
線状降水帯が発生しやすい季節は夏です。夏は大気が不安定になりやすく、積乱雲が発達しやすいからです。
地上には暖かい空気があり、上空には冷たい空気がある場合に「大気が不安定」と表現されます。暖かい空気は上昇する性質があるため、上空に到達すると冷たい空気で冷やされて氷の粒が生まれ、積乱雲に発達していくのです。
これまでも夏に夕立が起こることがあったのは、大気が不安定で積乱雲が発生しやすかったからです。夏が近づくと台風が増えてくるように、大気が不安定になるとあらゆる災害の種が芽生え始めます。
ただ、近年では4月でも30℃を越えるケースも多く、10月まで暑さを感じることも増えています。夏に限らず気温が高い時期であれば、線状降水帯が発生する可能性はあるのです。季節的には夏が終わっても、線状降水帯による豪雨は覚悟しておきましょう。
線状降水帯で注意すべき雨漏り症状
雨漏りの症状は目に見えるものだけではありません。五感を使っておうちの異変を察知してみてください。
もし、天井から水滴が落ちてくるのが雨漏りだと思っているならば、それ以外の症状を見落として悪化を許してしまっているかもしれません。
冒頭でお伝えしたおうちの異変、感じていませんか?実はこの中に雨漏りの症状が隠れています。
- 雨の日になると家の中に湿気を感じる
- 防水工事をしてから何年も経っている
- 天井にシミのようなものが見える
- 築年数が長く、屋根周辺の劣化が目立つ
- 外壁やベランダにひびがある
雨の日になると家の中に湿気を感じる
本来はあまり感じないのにかかわらず、雨の日(とくに夏場)になると急に家の中に湿気を感じる場合、もしかすると雨漏りが発生しているかもしれません。
人間は湿気を感じ取るセンサーがあります。湿気が多い夏の日、ふと「なんか蒸し暑いな」と感じますよね。なぜ蒸し暑いのかというと、身体に付着している汗、水分が蒸発しないためです。雨水で濡れた体をタオルで拭いても、あまりスッキリしない時はありませんか?
それは室内に湿気があるからです。いくらエアコンで除湿をかけていたとしても、湿気があれば、汗や体に付着した雨水が蒸発しないため、蒸し暑いと感じてしまうのです。
エアコンをフルで除湿にしているのにも関わらず、蒸し暑いと感じる場合は、もしかすると雨漏りが発生しているかもしれませんよ。
防水工事をしてから何年も経っている
ほとんどの建物には防水工事がされています。屋根であれば、屋根材の下に貼り付けるものや外壁であれば、外壁の下地材や特殊な塗装など、種類は多岐にわたります。
雨水の侵入を防ぐ目的で行われる防水工事は永遠ではありません。防水工事をしてから年数が経過するごとに、防水効果は薄れていくものです。
もし、新築の完成から一度も防水工事をせずに10年以上経っているのであれば、一度専門の業者に診断してもらってもいいかもしれません。雨漏り診断は素人目には判断しにくいものです。もし、防水効果が切れているにもかかわらず、対処をしないままで線状降水帯による豪雨が発生すると、大変なことになりかねません。
コンクリートなどの場合はコンクリート内部に雨水が侵入し、建物全体を劣化されてしまう可能性もあるからです。
天井にシミのようなものが見える
一見すると模様のようにも見えるシミ。もし、そのシミが年々成長しているのであれば、雨漏りしている可能性が高いです。天井の壁紙などに雨染みが見えるということは、屋根裏はかなり雨漏りが進行している可能性が高いでしょう。
豪雨の発生でシミが大きくなることもあります。シミを見つけたら、早めに雨漏り診断を依頼すると良いでしょう。
築年数が長く、屋根周辺の劣化が目立つ
外から見て、屋根や屋根周辺の場所(軒天や雨樋など)に目に見えるほどの劣化が発生している場合は、早めに対処したほうが良いでしょう。
雨水の影響がもっとも大きい場所は屋根です。屋根の耐久度が下がれば、それだけ雨漏りしている可能性、もうすぐ雨漏りする可能性が高くなります。
軒天部分に雨シミが見られたり、雨樋のパイプが広がっていたりしている場合はとくに雨漏り危険度が高いと言えます。
外壁やベランダにひびがある
雨漏りは屋根からだけではありません。外壁やベランダからの雨漏りにも注意しておきましょう。外壁の雨漏りは屋根からの雨漏りに比べて、わかりづらいものです。
屋根であれば、屋根表面の赤サビや瓦の割れなどがすぐに見えますが、外壁となると屋根ほど雨漏りの兆候がありません。そこで重要になってくるのが、外壁やベランダに発生している「ひび」です。クラックとも言われるひびは、屋根以外からの雨漏りの兆候の可能性があります
線状降水帯発生前・発生後に今すぐできる!雨漏り症状チェックリスト
雨の日におうちの中に湿気を感じたり、天井にシミを見つけた場合はすでに雨漏りしている可能性があります。屋根周辺には雨樋(あまどい)というパイプのようなものがついています。雨樋は降ってきた雨水を下まで流す役割があるのです。
ですが、雨樋にゴミが詰まっていたり、割れていたりすると、雨水が流れ落ちずに雨漏りの原因になります。雨の日に変なところから水が垂れている場合は、雨樋を通る雨水の流れを確認してみましょう。
外壁やベランダのひびから雨水が侵入して、内部で雨漏りが発生することも考えられます。とくに線状降水帯のような豪雨の場合、短時間に侵入する雨水の量も多くなるでしょう。小さなひびであっても、線状降水帯の豪雨ならば雨水が室内まで侵入することも考えられます。
防水工事から何年も経っている場合は、コーキングが劣化していることも考えられます。外壁や窓サッシなどのコーキングが劣化し、雨水が入り込んで室内が濡れることもあるのです。
☑雨樋の雨水の流れがおかしい
☑玄関屋根などの小さな屋根から水滴が落ちてくる
☑天井や壁、窓周辺にシミがある
☑壁紙が剥がれてきている
☑窓枠やサッシの端に結露ができる
☑窓周辺に湿気を感じる
☑部屋の中がカビ臭い
次項で雨漏りの原因になりやすい場所についてもお話していますので、今すぐおうちをチェックしてみてください。
線状降水帯での住宅被害を最小限にするための対策
線状降水帯での住宅被害を最小限にするために3つの対策をしておきましょう。
- 雨漏り原因になりやすい場所を把握する
- 定期的なメンテナンスや雨漏り診断を受ける
- 顕著な大雨に関する気象情報をチェックする
屋根だけじゃない!?雨漏り原因になりやすい場所を把握しよう
雨漏りの原因になりやすい場所は主に5つあります。
- 屋根材の破損、剥がれ
- 外壁の亀裂、コーキングの劣化
- ベランダ防水の劣化、手すりの劣化
- 雨樋の破損、ゴミのつまり
- 窓サッシ周辺やサッシの劣化
とくに雨漏りにつながりやすい箇所としては次の2つが挙げられます。
- 屋根材の破損、剥がれ
- 外壁の亀裂、コーキングの劣化
屋根材の破損と剥がれ、外壁の亀裂とコーキングの劣化について詳しくお話ししていきたいと思います。
屋根工事必須!?「屋根材の破損、剥がれ」
雨漏りと聞くと「屋根」とイメージされる方がほとんどでしょう。たしかに屋根は雨風の影響を直接受ける場所のため、塗装の剥がれや屋根材の破損、劣化が起こりやすいです。瓦屋根であれば、少し割れたりずれたりするだけでも雨水が入ってしまいます。ガルバリウム鋼板のような金属屋根の場合は、赤サビの発生にもつながるでしょう。屋根材の破損や劣化は線状降水帯のような豪雨が原因で天井にまで浸水する可能性が高いのです。
また、屋根材だけでなく、下地に敷かれている防水シートの防水機能が低下していれば内部に雨水が侵入してもおかしくありません。防水シートとは、下地と屋根材の下に敷かれる特殊なシートのことです。近年の防水シートは耐久性も高く、そうそう防水機能が低下することはありません。しかし、屋根材の破損によって防水シートにキズがついたり、破損してしまったりした場合は本来の防水効果を見込めなくなってしまいます。
そうなると、屋根材を剥がして、新しい防水シートを入れるという大規模な屋根工事も発生してしまいます。屋根工事は塗装工事以上の費用が発生する可能性が高いため、早めの発見、対処が重要です。
屋根工事と同額の費用が掛かる可能性が高い「外壁の亀裂、コーキングの劣化」
コーキングの劣化は経年劣化であることが多いため、痩せてきていたり朽ちてきている場合はすぐに修理することをおすすめします。屋根工事以外で費用が高くなりやすいのが外壁の工事です。一部分の張り替えであればそこまで高額な工事にはならないものの、雨漏りが進んで外壁全体にまで及んでしまうと、屋根工事と同額、面積や状態によってはそれ以上の費用がかかってしまいます。
外壁の亀裂やコーキングの劣化、破損は早めに確認して、対処することが重要です。
このように、おうちのあらゆる部分は外からのダメージを常に受け続けています。強い日差しから線状降水帯のような豪雨まで、365日24時間休むことなくダメージを受けているのです。
だからこそ、雨漏りの原因になりやすい5つの場所を日頃からチェックして、雨漏り予防をしておきましょう。
定期的なメンテナンスや雨漏り診断を受ける
線状降水帯による住宅被害を最小限にするためには、やはり定期的なメンテナンスが重要になります。大雨が降るとわかってから業者に連絡するのでは、手遅れになるかもしれません。
緊急対応をしている業者もいますが、時間や人手は限られています。日頃からメンテナンスをして住宅の備えを強化しておきましょう。
「メンテナンスをするほどではないけど、雨漏りしているかどうか、原因があるかどうか知りたい」という方は、ぜひ長持ち塗装の新創の無料雨漏り診断をご利用ください。
室内に影響がないから気づかないだけで、建物内部ですでに雨漏りが起こっているかもしれません。事前に原因の芽をつぶしておくことも立派な豪雨対策です。
線状降水帯による豪雨は一度では終わりません。今のうちにできる対策の1つとして、長持ち塗装の新創の雨漏り診断や外壁診断もご活用ください。
顕著な大雨に関する気象情報をチェックする
顕著な大雨に関する気象情報とは、通常の気象情報とは異なります。
「顕著な大雨に関する情報」は、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている中で、線状の降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で降り続いて いる状況を「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報です。 この情報は警戒レベル4相当以上の状況で発表します。
つまり、顕著な大雨に関する気象情報は、警戒レベル4相当以上が予測される場合に出される「災害への警告」ともいえます。
線状降水帯による大雨の可能性が高い場合は、半日程度前から呼びかけが始まります。半日あれば、対応してくれる業者もいるかもしれません。屋根が不安な場合は、天井からの雨漏りに備えてビニールシートやバケツを用意しておくこともできるでしょう。
窓サッシのコーキングに異常がないかチェックして、不安な部分があればいらない雑巾やタオルを用意しておけば、雨漏りが起きたときにもすぐ対応できます。
顕著な大雨に関する気象情報をチェックしておくことで、事前の対策がとれ、それが住宅被害を最小限にとどめることにつながるのです。
ゲリラ豪雨、線状降水帯による雨漏りは長持ち塗装の新創にご連絡ください!
気温が一気に上がった今、線状降水帯が発生する可能性は大いにあります。台風などに関係していなくても、積乱雲が発生しやすい暖かい時期は注意しましょう。
日頃から雨漏りになりやすい場所をチェックし、異常があれば業者に相談、定期的なメンテナンスをおこなう。これだけでも、線状降水帯による住宅被害を最小限にとどめられるでしょう。
もはや、暴風雨を伴う台風よりも怖いのではないかと思える線状降水帯ですが、正しい知識を持っておけば対策ができます。
人災はもちろん、住宅災害もなくせるように、線状降水帯による豪雨に備えていきましょう。「長持ち塗装の新創」の雨漏り診断や外壁診断をぜひご利用ください。
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