新潟市での塗装業者が答えますアスベスト工事3種を塗装業者の目線でくわしく解説!除去工法・封じ込め工法・囲い込み工法
2023.07.21 (Fri) 更新
皆さんこんにちは!
ブログ担当のコバヤシです!
アスベスト関連の法律の改正が2023年10月1日から施行されます。法改正ではあくまでもアスベストの含有の有無を調査することを義務付けた法律です。しかし、必ずしもアスベストの除去を義務化しているものではありません。
ですが、自分の大切なマイホームにアスベストがあったら、なんかちょっとイヤですよね。できれば住んでいる自分たちや周辺のご近所さんたちに影響が及ばないようにしたい!と考えるのは当たり前のことです。
アスベスト対策工事として、一番安全なのは「除去工事」です。読んで字のごとくアスベストを「除去」する工事になります。ただし、除去するアスベスト建材が建物の大部分に使われていると、かなり大掛かりなリフォーム工事になってしまい、費用も高くついてしまうでしょう。
コストをかけずにアスベスト対策をしたいという場合、次の2つの工事が選択できます。
- 封じ込め工事
- 囲い込み工事
両方とも除去工事に比べて安価で出来るというメリットがある反面、建て替えで解体する際には除去工事が必要不可欠になるというデメリットがあります。また、囲い込み工事は高度な技術が必要なため、どこの塗装業者でも出来る工事ではない=選べる塗装業者の幅が狭くなることもデメリットですね。
今回のブログでは、アスベスト対策工事の3つの工事「除去工事・封じ込め工事・囲い込み工事」についてお話ししていきたいと思います。
目次
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アスベスト含有塗料を使った塗装のアスベスト『除去工事』とは?
アスベストは平成24年3月1日から使用を全面的に禁止されています。平成24年3月1日以降は建材を含め、すべての製品にアスベストは使われていません。ただし、それ以前に建てられた建物にアスベストが使われている場合、増改築や大規模修繕、模様替の際に除去が義務付けられています。
アスベストが含まれている建材の代表的なものとしては、以下のブログで解説していますので、ぜひご一読ください。
アスベスト規制法改正直前!アスベストはどこに使われている?調査方法は?処理方法は?
今回のブログでは塗装に含まれているアスベストがテーマのため、塗装の除去工事についてお話しします。
アスベスト含有塗料の除去工法
屋根や外壁にアスベストが使われている場合、もっとも安全なのは「除去工法」です。除去工法にはいくつかの種類がありますが、最終的なゴールは「アスベスト含有塗装を除去して、アスベストを含んでいない建材(塗料含む)と入れ替えること」になります。
塗装の除去工法としては「乾式」と「湿式」の2種類があり、乾式は電動工具などで削り取る工法で、湿式は「剥離剤」という特殊な塗料を使ってアスベスト含有塗料を剥がす工法になります。
塗装業者にもよりますが「湿式」での除去工法が一般的です。乾式の場合、除去工事中に削り取ったアスベストが粉砕されて人体へのリスクがかなり高くなるため、ほとんどの塗装業者や解体業者は湿式での除去にしています。
除去工法のメリットとデメリット
除去工法のメリットは完全にアスベストの心配がなくなることです。対してデメリットとしては、工事費用が高くつくという点が挙げられます。
一度除去工事をしてしまえば、次回の塗り替えの際や建て替えの際に除去工事をする必要が無いため、将来的に自宅の建て替え等を予定しているのであれば、除去工事は早めにしておくことをオススメします。
アスベスト含有塗料を使った塗装の『封じ込め工事』とは?
アスベスト建材は除去が法律によって義務付けられていますが、増改築、大規模修繕・模様替の際の既存部分に関しては「封じ込め」もしくは「囲い込み」での対応が可能です。
建築基準法施行令にもその旨は明記されています。
(石綿関係)
第百三十七条の四の三 法第三条第二項の規定により法第二十八条の二(前条に規定する基準に係る部分に限る。第百三十七条の十二第三項において同じ。)の規定の適用を受けない建築物について法第八十六条の七第一項の規定により政令で定める範囲は、増築及び改築については、次に定めるところによる。
一 増築又は改築に係る部分の床面積の合計が基準時における延べ面積の二分の一を超えないこと。
二 増築又は改築に係る部分が前条に規定する基準に適合すること。
三 増築又は改築に係る部分以外の部分が、建築材料から石綿を飛散させるおそれがないものとして石綿が添加された建築材料を被覆し又は添加された石綿を建築材料に固着する措置について国土交通大臣が定める基準に適合すること。
「被覆」が囲い込み工事のことで、「添加された石綿を建築材料に固着する措置」が封じ込め工事のことになります。
アスベスト含有塗料の封じ込め工法
封じ込め工事とは、アスベストに特殊な溶剤を吹きかけて固定する工事のことです。アスベストが飛散しないように、溶剤を固着して封じ込めるため「封じ込め工事」と言われています。
封じ込め工法のメリットとデメリット
封じ込め工法のメリットは、除去工事に比べて工事の時間と費用が安いという点です。塗料を吹き付けるだけの作業であるため、作業する職人の人体リスクもありません。
デメリットとしては、あくまでも封じ込めのため、定期的にチェックが必要になるという点です。封じ込めの溶剤は簡単に言うと「塗料」のこと。塗料は数年単位で塗り替えが必要なように、封じ込めで使用した溶剤も数年単位で塗り替えが必要になるのです。
費用は除去工事に比べて安価であるものの、封じ込め工事の回数によってはトータルで見ると高くなってしまう可能性もあるため、十分に検討してから封じ込め工事を選ぶと良いでしょう。
アスベスト含有塗料を使った塗装の『囲い込み工事』とは?
封じ込め工事と対をなす工事が「囲い込み工事」です。先ほど記載した建築基準法施工令を振り返ってみましょう。
(石綿関係)
第百三十七条の四の三 法第三条第二項の規定により法第二十八条の二(前条に規定する基準に係る部分に限る。第百三十七条の十二第三項において同じ。)の規定の適用を受けない建築物について法第八十六条の七第一項の規定により政令で定める範囲は、増築及び改築については、次に定めるところによる。
一 増築又は改築に係る部分の床面積の合計が基準時における延べ面積の二分の一を超えないこと。
二 増築又は改築に係る部分が前条に規定する基準に適合すること。
三 増築又は改築に係る部分以外の部分が、建築材料から石綿を飛散させるおそれがないものとして石綿が添加された建築材料を被覆し又は添加された石綿を建築材料に固着する措置について国土交通大臣が定める基準に適合すること。
「石綿が添加された建築材料を被覆」する工事が囲い込み工事になります。
アスベスト含有塗料の囲い込み工法
囲い込み工法は封じ込め工法にかなり似ています。異なるのは、石綿の固着溶剤を使用するのではなく、アスベストを含んでいない塗料をアスベスト含有塗料の上に塗布するという点です。
封じ込め工法の石綿固着溶剤を塗ってしまうと、その上からほかの塗料を塗るのは難しくなります。囲い込み工法であれば、塗料で囲い込むため、塗り替えの際に選べる塗料の種類が広がります。
囲い込み工法のメリットとデメリット
囲い込み工法のメリットは封じ込め工法と同じく、費用が安く、工事期間も短くなることです。対してデメリットは塗料性能によって再度囲い込み工事が必要になる点です。
アクリル塗料などの安価な塗料の場合、耐用年数が短いため、数年単位で再度囲い込み工事が必要になります。また、地域によっては塩害や凍害の影響で、塗料の耐用年数よりも短い年数で塗料が劣化する可能性もあります。
定期的なメンテナンスが必要という点も封じ込め工法と同じデメリットです。好きな色に塗り替えしつつ、アスベスト対策もしたいという方は囲い込み工法がオススメですが、デメリットを考えると、除去工事をしてから塗り替えをした方が結果的に安上がりになる可能性もあります。
しっかりと将来設計を立ててからアスベスト対策工事を検討しましょう。
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アスベストが含まれている可能性のある塗料を使っている場合、適切な診断をした上で、お客様の希望に沿った対策工事を提案できます。除去工事や封じ込め工事、囲い込み工事のどの工法でも対応できるため、安心してご相談ください。
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