外壁塗装の6つの劣化症状に要注意!これは塗り替えのサイン!?
2022.04.16 (Sat) 更新
新潟市東区の皆さんこんにちは!
新潟市、東区、外壁リフォーム工事をしています。
- これって塗り替えのサイン?
- このままでも大丈夫かな?
- どのくらいの時期に塗り替えしたらいいのかな?
新築から10年ほど経つと、外壁の劣化症状が気になり始めるでしょう。もしかしたら営業に来た塗装業者から、外壁の劣化症状について指摘されたことがあるかもしれません。
もし本当に塗り替えが必要なのに塗装の劣化症状を無視してしまったら、大切な家の寿命を縮めてしまう可能性もあります。ですが業者の「売り文句かもしれない」と感じて「本当に塗り替えが必要なのか確認したい」と思っておられるかもしれません。
実は外壁の劣化を示すサインは劣化の度合いによって専門家でなくともチェックできるんです!
そこで今回の記事では外壁塗装の劣化症状の自己診断方法についてお話ししていきたいと思います。
ちなみに、外壁塗装の劣化症状に早めに気付くためのポイントとして、施工から8年ほど経過したら毎年チェックすることをオススメします。自己診断の補足知識としてぜひ参考にしてくださいね。
目次
外壁が劣化する主な原因は紫外線と雨・風・湿度
塗料には耐用年数があり、必ず経年劣化します。外壁が劣化する主な原因は紫外線と雨・風・湿度です。完全防水で永年耐久の外壁材は存在しないため、定期的なメンテナンスとして塗装を施す必要があります。
紫外線
屋根や外壁が劣化する最も大きな原因は紫外線です。日差しの強い日に紫外線が肌に当たると日焼けしますよね。外壁も日焼けと同じように徐々にダメージを与えるんです。とくに南側では劣化が激しくなります。
塗料の成分に含まれる「酸化チタン」に紫外線が当たると「ラジカル」という劣化要因が発生します。ラジカルは塗膜を破壊して劣化を促進してしまうんです。
紫外線への対策として有効なのは、肌の「日焼け止め」と同じように紫外線に強い塗料です。
ラジカルの負の連鎖を抑制するために開発されたのが「ラジカル制御塗料」になります。ラジカル制御塗料の一つ、プレマテックス社の「パルフェTOP」のパンフレットにラジカルを抑制するイメージがありましたので掲載します。
画像引用元:ラジカル制御塗料|パルフェTOP|プレマテックス株式会社|建築用塗料メーカー
ところで、新潟市にお住まいの皆様は、「他県に比べて、塗装への日差しのダメージは大きくないのでは?」とお感じになるかもしれませんね。新潟市と東京を比較した下記の記事を参考にしてください。
関連記事:夏の日差しに注意!屋根や外壁へのダメージ対策とは?|長持ち塗装の新創 |新潟市の外壁塗装・屋根雨漏り専門店
雨・風・湿度
雨・風も劣化の要因です。 屋根や凹凸のあるサイディング、窓枠の上部は汚れが付着しやすく、そこに雨が降ると外壁に雨だれの跡が残りますよね。雨には空気中のさまざまな汚れ(花粉や土埃など)が交じっています。雨が降って汚れが流れ落ち、雨水が乾燥した後に汚れが蓄積してしまうんです。
雨・風だけでなく、湿度も劣化を招く原因になります。とくに北側は日差しが当たりにくいことから、雨が乾きにくく、カビ・苔・藻が発生しやすい場所です。
交通量の多い場所は排気ガスや土埃などで汚れやすい環境にあります。土地を選ぶ段階で考慮すべきことですが、北側に川や池が近くにある場所は、外壁にとって好ましい環境ではありません。
外壁塗装の劣化を早める施工不良
正しい知識によって塗装の手順を守らないと外壁塗装の劣化を早めてしまい、本来の塗料がもつ性能を活かせない場合があるんです。
外壁塗装をするにあたって、まずカビ・苔・藻などを取り除き、ひび割れの補修などをして下地処理が必須です。塗装面が整っていないと塗料が密着せずに短期間で剥がれてしまうリスクがあります。
下塗り材には外壁の材質や塗装面の状態に合わせてプライマーやシーラーなど、適切なものを選ばなくてはなりません。下塗り材が不適切だった場合、塗装面に塗料が密着せずに剥がれてしまう可能性が高くなります。
また、メーカーの規定通りの希釈濃度を守ることや温度、湿度などに応じて乾燥時間を守らない場合にも短期間で剥がれる原因になってしまうんです。
施工不良につながる施工方法
- 洗浄した後に十分乾かさずに塗装する
- 下地処理をせずに塗装する
- 下塗り材が不適切だった
- 下塗りが不十分だった
- メーカーの規定以上に薄めて使用する
- 塗料の乾燥時間を守っていない
長持ち塗装の新創には1級塗装技能士が在籍しており、これらの心配は不要です。安心してご依頼いただけます。
外壁塗装の劣化の進行度合を10段階で診断
劣化の進行度合いを10段階で診断できるように表にまとめたので、参考にしてください。ただし、経過年数に応じて症状が必ず現れるわけではなく、日当たりや周辺環境に大きく左右されるので、最終的にはプロに確認してもらいましょう。
外壁塗装の劣化の10段階診断
経過年数 | 外壁塗装の劣化の進行度合 | 劣化の症状 |
3~8年 | 1 | 艶が落ちる |
6~10年 | 2~3 | 色褪せの症状が見受けられる |
5~10年 | 4~7 | カビ・苔・藻が繁殖する |
5~10年 | 6~7 | コーキングの劣化 |
8~13年 | 6~7 | チョーキングの症状が出始める |
10~15年 | 8~9 | 塗装面のひび割れが発生し始める |
15~20年 | 9~10 | 塗膜が剥がれ始める |
※塗料や立地などによって劣化の進行度合いは異なります。
外壁の6つの劣化症状
外壁の代表的な劣化症状は下記の通りです。それぞれの劣化の進行度合いを確認していきましょう。
- 艶落ち・色褪せ
- カビ・苔・藻が繁殖する
- チョーキング
- コーキングの劣化
- 塗装面のひび割れ
- 塗膜の剥がれ
1.劣化の進行度合:1~3|艶落ち・色褪せ
毎日目にしていると気付きにくいですが、どんなに艶のある鮮やかな塗料を塗っても、必ず紫外線や雨風の影響で艶がなくなり、色褪せてくすんでいきます。
まず、塗膜を守っている樹脂が紫外線の作用で劣化して艶がなくなっていき、もう少し劣化が進むと顔料が影響を受けて色褪せていきます。色が褪せてくるのは、塗料自体の防水性能の低下を示す目に見える症状です。少しずつ水をはじかなくなって雨に弱くなってしまうんです。
ちなみに、色によって色褪せしにくいものと、色褪せしやすい色があります。赤・赤紫・黄色は色褪せしやすく、青や白は色褪せしにくいので、塗り替えの際に参考にするといいでしょう。
2.劣化の進行度合:4~7|カビ・苔・藻が繁殖する
塗膜が劣化して防水性能が低下すると外壁に雨水が染み込み、カビ・苔・藻が発生しやすくなるんです。
屋根や凹凸のあるサイディング、窓枠の上部はとくに汚れが付着しやすく、そこに空気中のさまざまな汚れが交じった雨が降ると、外壁に汚れが蓄積してしまいます。
環境的な影響や湿度も劣化を招く原因になります。北側は日差しが当たりにくい反面、乾きにくく、蓄積した汚れにカビ・苔・藻が発生しやすい環境です。北側以外の本来乾きやすい場所に発生した場合は要注意です。
防水性能がある外壁の表面にカビ・苔・藻が発生したからといって、すぐに塗り替えが必要になるわけではありません。ですが、そのままにしておくと劣化が進行して外壁材そのものがダメになる可能性が出てきます。早めに塗装会社に相談しましょう。
3.劣化の進行度合:6~7|チョーキング
チョーキングとは、外壁を触った時にチョークの粉のようなものがつく状態を意味していて、「白亜化現象」とも呼ばれます。白亜化現象は塗料の合成樹脂が分解され、顔料が粉のように分離して表面に出てくることで起こります。
外壁に砂や花粉が付着していて、チョーキングと誤解する場合があるため、見極めが難しい場合は塗装会社に見てもらいましょう。
チョーキングが起こり始めたら「すぐに塗り替えが必要」というわけではありませんが、塗り替え時期が近付いているサインです。確実に塗膜が弱まり防水性が低下しているため、1年以内に塗り替えを検討しましょう。
そのまま放置していると雨が染み込んでカビ・苔・藻が発生したり、ひび割れが発生したりして劣化が進行するため、早めに塗り替えを検討しましょう。
※樹脂系サイディングやレンガなどはチョーキングが発生しません。
4.劣化の進行度合:6~7|コーキングの劣化
コーキング(シーリング)の主な役割は、壁材の継ぎ目やサッシの周囲を埋めて雨の侵入を防ぐことです。地震や大型トラックによる揺れも軽減してくれるため、塗装面のひび割れを軽減する効果が期待できます。
コーキングが劣化していくにつれて注意すべきなのは
- 防水機能の低下
- コーキング材の痩せ
- 割れの発生
です。打ったばかりのコーキングは弾力があって建物が多少揺れても伸縮します。
ですが、紫外線によって樹脂層が劣化すると柔軟性を失って硬化していき、最終的にひびが入って割れてしまうんです。
コーキングの肉痩せや、ひび、割れを放っておくと穴があいて剥がれてしまいます。そうなると最終的には雨水が壁の内部に侵入し、カビが発生して下地を腐らせてしまいます。
雨水が流れてくる部分、たとえば2階建てなら1階部分、窓の周囲などは注意しておきましょう。
何を使用するかにもよりますが、一般的なコーキングは約5~10年で寿命を迎えるため、定期的に打ち直しが必要です。せっかく外壁を塗り替えてもコーキングの劣化を無視して、外壁そのものの耐用年数が短くなってしまうとしたら悔しいですよね。
5年経過する頃には、毎年劣化しやすい南側を見て、肉痩せや割れがないかチェックしましょう。
5.劣化の進行度合:8~9|塗装面のひび割れ
塗装面がひび割れするほとんどの原因は経年劣化で、数年経ってから発生したひび割れは経年劣化の可能性が高いです。
しかし、塗り替えてすぐに発生したひび割れは施工不良の可能性が高いです。一般的な外壁塗装は基本的に3回塗り重ねます。その間の乾燥時間をしっかり守らずに塗り重ねてしまうと、ひび割れが発生する場合があります。
また、ひび割れは地震や、大型トラックなどが通った際の振動によって外壁に力が加わって発生する場合もあるんです。
ひび割れを発見したら、まずどれくらいの幅かを確認してみてください。幅が0.3mm未満のひび割れであれば直ちに処置する必要はありません。ただし、ひび割れが広がっていないか定期的なチェックは必要です。
幅が0.3mm以上になってくると要注意!隙間から雨水が入り込んでカビ・苔・藻が発生して腐食が進んでしまう可能性があります。早めに塗装会社に補修の相談をするとよいでしょう。
6.劣化の進行度合:10|塗膜の剥がれ
チョーキングやひび割れを放置していると、挙句の果てに塗膜が剥がれて、まったく外壁材が保護されない状態になってしまいます。こうなると急速に劣化が進んでしまうため、すぐに対処が必要です。
塗膜の剥がれは部分的に防水機能が失われている状態といえます。屋根の場合は目に見えて水滴が落ちてくるため、すぐに発見できることが多いです。
しかし、外壁の塗膜の剥がれは注視しないとなかなか気付かないものです。そのまま放っておくと徐々に雨水が染み込み、壁材自体がダメージを受けてしまい塗装工事だけでは済まなくなってしまいます。外壁材の張り替えが必要になると、塗り替えよりも多額の費用がかさんでしまいます。さらに進行すると外壁の内部の下地が腐ってしまい、下地からやり替える必要が出てきて、張り替えるよりも高額になってしまうんです。
水は低い位置に流れていくため、雨水が侵入した箇所から下の部分がダメージを受けます。最悪の場合、間柱の下部や土台の木部分が腐ってしまうと、内装にまで影響する大掛かりな工事になってしまいます。ですから、塗膜の剥がれは決して放置せず、すぐに塗装会社に確認してもらいましょう。
塗装業者に診てもらうことで
- 劣化がどの程度進行しているのか?
- 補修で済むのか?
- 外壁の全面塗り替えが必要なのか?
- 費用はどのくらいかかるのか?
などがわかります。
よく確認してみると、そもそも塗装面に付着していた藻や汚れなどが剥がれただけという場合もあります。外壁塗装の「劣化チェック診断」サービスが無料で受けられる塗装会社が多いので利用してみるのもいいでしょう。
外壁の劣化症状を解決する方法
外壁塗装の劣化症状を自己診断できるように解説してきましたが、次に気になるのは、「劣化症状にどのように対処し、解決したらよいか」ということですよね。ここからは外壁の劣化症状を解決する方法についてお話しします。
高圧洗浄
上記の写真のような業務用の高圧洗浄を使えば、外壁に繁殖したカビ・苔・藻を取り除けます。
ケルヒャーなどの家庭用の高圧洗浄もありますが、業務用に比べると水圧が低く、高所作業は危険なので塗装会社に依頼した方がいいでしょう。カビや苔が発生したばかりなら、高圧洗浄だけでもできないか相談してみてもいいかもしれません。
高耐候の多重ラジカル制御塗料で塗り替え
画像引用元:ウルトラSiの性能|製品情報|プレマテックス株式会社|建築用塗料メーカー
チョーキングや塗装面のひび割れ、塗膜の剥がれが起きたら塗り替えが必要です。その際には、劣化の要因となる「ラジカル」を抑制する多重ラジカル制御塗料を使った塗り替えがおすすめです。
プレマテックス社のウルトラSiはシリコン樹脂塗料の中で最高クラスの高耐候塗料で、期待耐用年数は15~17年程度。従来のラジカル制御塗料よりも厚い多重ラジカル制御により、ラジカルを無害化します。
ウルトラSiの上から、ノンラジカルコーティング(ウルトラTOP)を塗り重ねることで「ラジカルを完全に抑制」できます。ウルトラTOPは車の塗装技術を応用していて、耐用年数の10年延長を期待できるコーティング材です。
プレマテックス社によると、ウルトラSiの上からノンラジカルコーティングを施すと期待耐用年数は25~27年です。足場・メッシュ・高圧洗浄・13年保証・アフターフォロー込みで税込み80.3万円というのは、まさに破格ともいえる値段でしょう。
画像引用元:ウルトラTOP |製品情報|プレマテックス株式会社|塗料メーカー
艶落ち・色褪せは塗り替える必要はありません。新築当初の艶を保っておきたい場合はコーティング材を最初から塗ってもらうのも一つの方法です。
コーキングを打ち替える
コーキングの補修方法として、「増し打ち」と「打ち換え」の2つの方法がありますが、コーキングは打ち換えが基本です。
増し打ちは劣化したコーキングを剥がす作業が短縮されて、コーキング材の量も少なく済むためコストは抑えられます。
しかし、コーキングメーカーが推奨しているコーキングの厚みは10mmなので、増し打ちでは必要な厚みを確保できません。劣化したコーキングの上から打ち足してしまうため、剥がれやすい状態になってしまいます。
コーキングが剝がれやすい状態なのにもかかわらず、最初から増し打ちを提案してくる塗装会社には注意しましょう。ただし、サッシ周りなどはカッターを入れる際に奥にある防水シートを切ってしまう恐れがあるため、増し打ちが適しています。
ちなみに、コーキングはひび割れの補修にも使用されます。
まとめ:外壁塗装の劣化症状に気付いたらプロの診断を受けましょう
外壁塗装の劣化を自己診断する方法について解説してきました。しかし、自己判断だけで劣化を放置してしまうとさらに劣化が進んでしまい、外壁の張り替えが必要になる場合さえあります。
診断が難しい部分もあるため、ある程度塗り替えの必要性に気付いたら塗装のプロに相談してみてください。新潟市近隣の皆様には、長持ち塗装の新創が対応できるので、お気軽にご相談くださいね。
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新創は外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
地元密着43年、新潟市東区を拠点とし、新潟市を中心に多くの皆様の信頼と実績を積み重ねてきました。
これまでの工事実績2500件以上!
高品質な塗装を適正価格でご提供したい。地元密着だからこそ誠心誠意対応させていただきます。お陰様で多くの皆様からご依頼を頂いています。
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