新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」プラス工事をもっと詳しく！
2022.08.24 (Wed) 更新
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新潟市の補助金事業「健幸すまいリフォーム助成事業」は、対象となるリフォーム工事に対して最大で10万円の補助金が受けられる制度です。核となる「基本工事」のみを行った場合は、工事費用（対象経費）の10分の1、上限5万円の補助金が受けられます。基本工事を行ったうえでプラス工事を行うと、工事費用の10分の1、上限10万円の補助金が受けられます。
上限額である10万円の補助金を受けるためには「プラス工事」が必須です。そこで今回はこの「プラス工事」とはどのような工事なのかについて、より詳しくお話ししていきたいと思います。
追記：2022年8月19日時点で、予算残額は約7,900万円と発表されました。
目次
新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」プラス工事対象となる15の工事について
プラス工事といっても、基本工事にプラスアルファする内容の施工だけではプラス工事補助金の対象にならないケースもあります。プラス工事は次の15工事が補助金対象になります。
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このうち「※」マークを付けたプラス工事は基本工事に含まれるものや対象外となる工事もあります。ここでは「※」マークのプラス工事について補足的にお話ししていきます。
※外部建具改修（窓・ガラス・玄関ドア・勝手口の交換など）
窓やガラスなどの「外部建具」の改修は基本工事と重複している部分があります。プラス工事になるのは「断熱性能が確保できる工事」以外の工事です。断熱性能が確保できる外部建具の改修は基本工事の「温熱環境改善リフォーム工事」に該当するため、プラス工事として認められません。
※浴室、台所、便所等の水廻り改修
浴室などの水廻り改修工事は新潟市の他の助成制度を受けている工事は対象になりません。高齢者向け住宅リフォーム助成などを併用することができないため、プラス工事として申請はできません。
※居住部分の一部増築、一部改築、一部減築
増築や改築は既存住宅の床面積の50％を超えない範囲で施工しなくてはなりません。増築や改築で既存住宅の50％を超える範囲にまで床面積が大きくなってしまう場合、プラス工事の対象外になります。
※車庫・物置の増築・設置・改修
車庫や物置は既存住宅と同じ建物であればプラス工事の対象になります。住宅と別棟の場合はプラス工事の対象にはならないため注意が必要です。
※耐震補強・改修工事
水廻り改修と同じように、新潟市の他の助成制度を受けている工事はプラス工事の対象になりません。耐震リフォーム助成などの助成制度との併用はできません。
※シロアリ防除・駆除など
シロアリ防除はプラス工事の対象です。駆除は対象になりません。すでにシロアリ被害がある住宅で駆除と同時に防除工事まで依頼する場合は、防除工事のみがプラス工事の対象になります。
※電話、インターネット、TVアンテナの設置など
インターホンの設置やインターネット回線工事、電話回線工事などは対象ですが、電話機や電信設備、通信設備などの費用はプラス工事の対象外になります。
新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」プラス工事対象外になる工事について
新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」のプラス工事対象外となる工事例が「補助金申請の手引き」に掲載されています。掲載されている対象外事例は次の12例です。
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このうち「※」マークの事例は基本工事に含まれるものもあり、すべてが対象外というわけではありません。また、一見すると基本工事やプラス工事の対象工事に見えるものでも、対象外となっているものもあります。ここでは「※」マークの工事についてお話ししていきます。
※店舗、工場、事務所等の改修
新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」はあくまでも「住宅」にかかわるリフォームが助成対象です。そのため、店舗や工場などの改修は対象外になります。
ただし、店舗や工場、事務所などに住居部分がある場合は別です。住居部分の基本工事とプラス工事であれば、補助金対象となります。
※アプローチ等の外構工事
外構工事は基本工事に含まれるものがあります。基本工事の3種類「バリアフリーリフォーム工事・子育て対応リフォーム工事・温熱環境改善リフォーム工事」に該当しない外構工事は対象外になります。
※照明器具・火災報知器
照明器具や火災報知器は理由によっては基本工事の対象工事と思われがちですが、新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」では対象外になっています。照明器具は視覚の確保＝安全の確保という意味では基本工事の対象と勘違いされることもあるでしょう。
ですが、あくまでも間接的なものでしかないため、補助金の対象外になっています。火災報知器も同様の理由です。
※冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの電化製品
電化製品そのものの購入費用として補助金は利用できません。基本工事に該当する工事が発生した場合は、製品ではなく工事に対して補助金が許可される可能性があります。
※石油ストーブ、ガスストーブなどの暖房器具
基本工事「温熱環境改善リフォーム工事」に該当しそうな事例ですが、備品は電化製品の購入費用が対象にならないのと同じように、補助金の対象外になります。
新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」は先着順！
新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業」は先着順です。令和4年度の予算では1億2,000万円と発表されています。令和3年度は8,000万円から大幅に増額されました。令和3年度の助成を受けた人は1044人と発表されています。
ちなみに令和4年度はどのくらいの人数が助成を受けられるか検証してみました。1世帯あたりが受け取れる補助金の金額は5万円～10万円です。
昨年度の実績をベースにもう少し細かく考えてみましょう。補助金の総額8,000万円、助成を受けた人数が1,044人ですので、補助金の平均額「8,000万円÷1,044人≒76,000円」になります。
平均額76,000円で令和4年度の補助金予算1億2,000万円を割ると「1億2,000万円÷76,000円≒1,578人」になりました。つまり、大体1,600人くらいが助成を受けられる可能性があるということになります。
令和4年4月末の交付決定一覧では、すでに500人の方への交付が決定しています。すでに令和3年度の交付人数の半分近くまで交付が決まっているため、もしリフォームを検討していて、補助金対象なのであれば早めに申請することが重要です。
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