塗料の乾燥時間は何時間?水性塗料と油性塗料ではなぜ乾燥時間が違うの?
2024.02.11 (Sun) 更新
新潟市の皆さんこんにちは!
地元密着、外壁塗装・屋根雨漏り専門店の
長持ち塗装の新創です!
ブログ担当のコバヤシです!
塗装で使用する塗料にはさまざまな種類があります。その中でも大きく2つに分けられるのが水性塗料と油性塗料です。
以前までは、耐久性や速乾性の面で油性塗料の方がメリットが多く、外壁や屋根の塗装工事では油性塗料を選ばれるお客様がほとんどでした。水性塗料は
💬「色落ちしやすいのでは?」
💬「耐久性や耐候性などは油性塗料よりも劣るのでは?」
といったイメージが先行していたことも事実です。
しかし、ここ数年の塗料開発競争により、水性塗料は大きく進化を遂げ、近年の塗装リフォーム工事においては、水性塗料を選ばれるお客様が多くなっているんです!
水性塗料を選ばれるお客様が増えた理由として挙げられるのが「塗料の乾燥時間の短さ」です。以下に主な塗料の種類別に乾燥時間を比較してみました。
主な塗料の種類 | 乾燥時間(外気温23℃) |
水性塗料 | 3~4時間程度 |
油性塗料 | 6時間程度 |
強化剤入り油性塗料 | 3時間程度 |
塗料の乾燥時間が短くなると、塗装リフォーム工事費用の削減(職人の作業時間の削減により)にもつながります。
塗料は水性や油性といった性質によって特徴や乾燥時間も変わってきます。
それぞれの違いを知っておくことで塗装費用に大きな影響を与える塗料選びがしやすくなるでしょう。
この記事では、水性塗料と油性塗料の乾燥時間に関して、塗装業者目線からくわしくお話ししていきたいと思います!
目次
水性塗料と油性塗料の違い
それでは、水性塗料と油性塗料について詳しく説明していきます。
まず、塗料は使用する際に薄めることが大前提です。この薄める時に使う液体は塗料の種類によって異なり、この液体のことを「溶剤」(希釈材)と読んでいます。覚えておくとなにかと便利ですよ。
水性塗料と油性塗料は薄めるもの(希釈用の液体の種類)が違う
水性塗料は塗料を水で薄めたものです。メーカーが定めている希釈率があり、塗料に対して水を混ぜる比率が決まっています。メーカー指定の希釈率をしっかり守らないと本来の耐久性が発揮できなくなってしまうため、非常に重要なポイントになります。
一方、油性塗料はシンナーで薄めます。油性塗料の匂いがきつい理由は溶剤にシンナーを使っているためです。塗装の際にシンナーの匂いがしたら「油性塗料を使っているな」と判断できます。
水性塗料と油性塗料は乾燥時間が違う
水性塗料は水、油性塗料はシンナーと、希釈する溶剤が異なるため、乾燥にかかる時間も変わってきます。
水性塗料に必要な乾燥時間は気温23℃の環境で3~4時間程度です。
油性塗料の場合は6時間程度になります。
強化剤を混合させる塗料を使う場合は3時間程度で乾燥します。
主な塗料の種類 | 乾燥時間(外気温23℃) |
水性塗料 | 3~4時間程度 |
油性塗料 | 6時間程度 |
強化剤入り油性塗料 | 3時間程度 |
水性塗料にはメリットが多い
乾燥時間の比較でほとんど差がなかったように、水性塗料は速乾性の面でも油性塗料に肩を並べるほど進化しています。
耐久性の面でも油性塗料とほとんど差がなくなってきているので、環境や人体への影響も考慮して水溶性塗料が使用されることが多いです。
SDGsが呼びかけられている現代だからこそ、水溶性塗料にスポットライトが当たることも増えてくるはずです。
ということで、水性塗料のメリットについてもお話していきたいと思います。
工事費が安くなる
水性塗料は希釈する際にシンナーを使わないため塗装工事費用が安くなります。
費用が抑えられるという点はどのお家の方にも嬉しいメリットですね。
あまり匂いがしない
水性塗料は希釈時にシンナーを使わないため刺激臭があまりしないのも嬉しいポイントです。
外壁塗装では工事車両や作業中の騒音だけでなく、強い匂いもご近所トラブルにつながりやすいですよね。水性塗料なら神経質に臭いを気にしなくて良いので安心して工事を見守ることができます。
引火の危険性がない
油性塗料は、希釈するシンナーから蒸発される溶剤蒸気に引火の恐れがあるとされています。
危険物に当てはまるので取り扱いにも気をつけなければなりません。
「引火の危険性がある」というだけで「毎日住む家に使っても大丈夫なの?」と不安になるでしょう。その点、水性塗料は水で薄めるので安全に使用できるというのもメリットです。
人体への影響が少ない
厚生労働省が公開している情報の1つに「シックハウス症候群」というものがあります。
(1)シックハウス症候群とは
近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空
引用元:厚生省ホームページ:シックハウス対策のページ
シックハウス症候群の原因になる科学物質の1つに「VOC(揮発性有機化合物)」というものがあります。水性塗料はVOC(揮発性有機化合物)が少なく、ホルムアルデヒドの発散がきわめて少ないとされているものが多いです。
VOCだけではなく、ホルムアルデヒドもシックハウス症候の原因物質になるため、人体への影響が少ないという大きなメリットになりますね。
水性塗料のデメリットは雨
メリットだらけな水性塗料ですが、唯一の弱点があります。それは『塗装作業後の乾燥中に濡れると溶けて流れてしまうこと』です。
硬化してからは問題ありませんが、硬化するまでの3時間~4時間は塗装業者としてもかなりドキドキする時間帯です。
近年、夏から秋にかけてゲリラ豪雨がやってくることが多くなりました。突然の雨には注意しながら作業を行う必要があります。
夏の時期を終えてもゲリラ豪雨の心配があるため、秋でも乾燥時間までちょっとドキドキすることもあるかもしれませんね。
水溶性塗料が乾く仕組み
水性塗料を塗ってから乾くまでのプロセスを知っておくと、心に余裕を持って工事を見守れるでしょう(^^)
上塗りをするタイミングも重要なので乾燥から上塗りまでの流れやスパンも把握しておきましょう。
- 外壁や屋根に水性塗料を塗る
- 表面の水分が乾燥する
- 内部が乾燥して塗膜が形成する
塗ってから内部の乾燥までに3~4時間程度かかります。工事の過程によっては下塗り材を塗った後に2回塗り、3回塗りをすることもあります。
塗料を重ね塗りする場合は次工程である「上塗り」をするタイミングがとても重要です。
上塗りをするタイミングは6時間~7日以内が理想です。かなりスパンが長いと感じたかもしれませんが、下塗り材が乾燥していることが大前提となります。
もし6時間空けずに上塗りをしてしまうと、下塗り材が乾燥し終わっていない状態で施工不良を起こしてしまいます。そして、7日を過ぎてしまうと下塗り塗料の表面に汚れが付着してしまい、上塗りした塗料が剝がれやすくなってしまうのです!
乾燥具合を見極めながら上塗り作業をしてこそ、長持ちする外壁塗装が仕上がるのです!
水性塗料が乾きやすい気候は?
水性塗料が乾きやすい気候を選んで工事を行うことも大切です。ベストな気候で行えば乾燥しやすく作業もスムーズに運びます☆
水性塗料を使用するのに適した気候は気温23℃以上で湿度が65%以下です。近年では春先でも20℃を超えることも多いため、水性塗料をベストな状態で使用するチャンスが多いと言えますね(^^)
水性塗料は日当たりや風通しの良さ、湿度を見極めながら作業していくとスムーズです。
水性塗料の乾燥に失敗した時の対処法
「塗料の乾燥に失敗したらどうなるんだろう?」と疑問が浮かんでいる方もいるかもしれませんね。
小さなお子さんや好奇心旺盛な時期は塗装作業が気になってしまい、こっそり触ってしまうこともあるかもしれません。
水性塗料の乾燥に失敗した時の対処法についても知識を持っておきましょう。
水性塗料の乾燥に失敗した時の対処法①|跡がついてしまった時
乾燥中に物が当たって表面に傷ついたり、指で触った跡がついてしまった場合は、部分的な塗り直しをしなければなりません。
一見乾燥できているように見えても、塗料の内側まで乾燥できていない時に負荷をかけてしまうと内部から剥がれてしまいます。
大きく塗装が変形してしまった場合は、その部分を削って塗装した表面を整えてから再度塗装します。
水性塗料の乾燥に失敗した時の対処法②|塗りムラが出てしまった時
乾燥がうまくいかずに塗装表面に塗りムラが出た場合は塗り直しになります。
シワの凹凸が酷い場合にはその部分を削って表面をならしてからやり直します。
水性塗料の乾燥に失敗した時の対処法③|白く濁ってしまった時
理想である湿度65%以下よりも高い湿度の時に塗装を行うと、白く濁った仕上がりになることがあります。
白い濁りが目立って綺麗な見た目になっていない場合は塗りなおしをしなければなりません。
塗料のことなら長持ち塗装の新創にご相談ください
水性、油性とそれぞれの特性を見極めながら作業を行い、塗るだけでなくしっかりと乾燥させるまでが塗装作業です。水性塗料は湿度や雨など気を付けるべき点はありますが、メリットと将来性の高さがあります。外壁塗装を行う際にはぜひご検討ください。
長持ち塗装の新創では、2500棟以上の施工実績があり地域密着で行っているからこそ、アフターフォローやもしもの時のスピード対応が可能です。
国家資格である1級塗装技能士の資格を持った職人も在籍しているので、安心してお任せください(^^)大事なお家の外壁を無料で診断することもできます!お気軽にご相談ください。
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