雨漏りの原因は何?特定する方法をご紹介!
2022.09.04 (Sun) 更新
新潟市の皆さんこんにちは!
地元密着、外壁塗装・屋根雨漏り専門店の
長持ち塗装の新創です!
代表取締役の帆刈です!
近年、線状降水帯が発生して急な豪雨に見舞われることが多くなりました。このゲリラ豪雨は夏だけでなく秋にも発生しているため、梅雨シーズンや台風シーズンが去っても安心できないと思っている方もいるのではないでしょうか。
ゲリラ豪雨で気になるのが「雨漏り」です。梅雨シーズンや台風シーズンで痛めつけられた屋根や外壁が、ゲリラ豪雨で限界を超えてしまい雨漏りすることもあります。
ゲリラ豪雨だけが雨漏りの原因の1つとは限りません。複数の原因が重なっている場合もあるのです。屋根や外壁の破損や老朽化も雨漏りの原因として挙げられます。
雨漏りは長年の経験のある職人や知識のある人でないと、原因を特定することが困難な症状です。雨漏り箇所だけに注目して処置を施しても雨漏りの根本的な解決にはなりません。最悪の場合、雨水にさらされた家屋の柱や屋根が腐食して、破損や倒壊といったことも起こり得るのです。
今回のブログでは、雨漏りの原因や特定方法についてお話ししていきたいと思います。雨漏りが起きてしまう原因について詳しく知り、雨漏りの心配なく快適に暮らせるおうちにしていきましょう(^^)
目次
これって雨漏り?原因が知りたい!
雨漏りの原因は多岐にわたります。雨漏りの度合いによっては雨漏りなのか、結露なのか判断しにくいケースもあります。逆に、ちょっとしたおうちの違和感が実は雨漏りだったという場合もあるのです。
あなたの自宅に次のような症状はありませんか?
▢台風や豪雨の時だけ雨漏りする
▢天井にシミが出ている
▢軒天が傷んできている
▢なんだか雨漏りしているような気がする
▢他店で修理したけれどまだ雨漏りしている
雨漏りの中には「こんなところから?」と思うような場所から発生していることもあります。ここでは雨漏りの原因についてお話ししていきたいと思います。
雨漏りの原因は屋根だけじゃない!
天井から雨漏りして水が垂れてくるシーンはドラマや漫画でよく見かけますが、屋根だけが原因で起きているわけではありません。雨漏りの原因になる部分は、おうちのあらゆるところに潜んでいるのです!
雨漏りの原因となる場所を新創のホームページに画像付きで載せていますが、専門用語をわかりやすくしたものを載せておきます(^^)/
- 棟部分(屋根の一番高いところ)
- トップライトと屋根の取合(違う部材同士が結合される部分)
- バルコニーの手すり取付部分
- バルコニー取付部分
- バルコニーの立上り(床と壁の境目)の防水部分
- 換気口まわり
- 縦樋の取付金物埋込部
- 幕板と壁の取合(違う部材同士が結合される部分)
- 入隅部分(壁や板などの2つの面が出会うところの内側のへこんだ部分)
- 戸袋と壁の取合部分(違う部材同士が結合される部分)
- 換気扇フードのまわり
- 壁と下部の基礎取合部(違う部材同士が結合される部分)
- 窓開口部の水切端部
- 窓開口部の建枠周辺部
- 窓開口部の上部
- 出隅部分(2つの壁や板が出会う出っ張った隅のこと)
- 外壁の亀裂部分
- あまり出っ張っていない軒や屋根がせり出している部分
- 軒と壁の取合部(違う部材同士が結合される部分)
- 屋根と壁の取合部
- 天井面からはみ出している梁の端の部分
- 換気口
なんと、雨漏りの原因になりやすい部分は22ヶ所もあるのです!とくに多いのが、違う部材同士が結合されている「取合」と呼ばれる部分です。
また、防水のためにシーリングをしている部分も雨漏りの原因として挙げられます。シーリングが劣化すると、ひび割れが起こります。ひび割れた部分に雨水が入り込んで雨漏りになるケースもあるのです。
つまり、屋根から壁の下部まで、あらゆるところに雨漏りの原因が潜んでいるのです。
雨漏りしやすい場所と原因を特定!
雨漏りの原因になりやすい場所は大きく分けると次の5ヶ所です。
- 屋根
- 窓サッシ
- 天窓
- ベランダ
- 外壁
ここでは雨漏りしやすい5つの場所についてお話ししていきます。
屋根から雨漏りする原因
屋根は外からの影響を一番受けやすい場所です。天井から水が垂れてくることで屋根に何かが起きていることがわかるため、原因の特定がしやすいでしょう。屋根からの雨漏りは、主に雨や風などによる破損が原因であることが多いです。瓦や粘土板岩の薄板を使用した屋根材のひび割れや経年劣化などが考えられます。
瓦は劣化したり重なっている部分がずれてしまうと、雨や風、紫外線や砂、枯れ葉などが隙間から入り込んでしまいます。砂や枯れ葉といった異物は水分を含みやすいため、長期にわたって屋根の下地材が水に浸されているような状態になるのです。
築30年以上経った下地材は確実に劣化していると考えてよいでしょう。
屋根が破損してしばらく経ってから雨漏りが発生することもあります。前回の雨では持ちこたえていても、その後の雨が引き金となって雨漏りが発生するケースもあります。
窓サッシから雨漏りする原因
窓枠からの雨漏りは10年以上経過しているおうちで発生しやすくなっています。「取合」部分の隙間に雨水が入り込むことで雨漏りになってしまうというパターンです。
おうち全体を通しても時間の経過で劣化が出てくる部分は多くあります。家屋全体の中でもとくに窓サッシは短い年数で劣化する部分です。
劣化する主な部分は防水加工のコーキングです。コーキングが劣化して、ひび割れなどが発生し、そこから雨水が侵入します。
窓サッシからの雨漏りは、窓周りのカビ発生の有無もヒントになります。カビが根深く発生している場合、コーキングが劣化している可能性が高いからです。サッシまわりのコーキングは定期的にチェックしておきましょう。
天窓から雨漏りする原因
天窓は屋根同様に風雨にさらされやすい部分です。接合部分が多い箇所でもあるため、窓関係では一番雨漏りしやすい場所といえるでしょう。天窓から雨漏りする原因としては、サッシにあるコーキングの劣化、防水処理がきちんとできていないなど、いくつかの原因が考えられます。
天窓の雨漏りが原因で屋根全体を張り替えるケースもあります。天窓の雨漏りはおうちにとってダメージの大きい雨漏りになりやすいのです。天窓から差し込む太陽光はとても素敵ですが、雨漏りのリスクがあることをしっかりと覚えておきましょう。天窓が原因で雨漏りをしているかどうかは、次の2つのポイントで見極められます。
- 雨の日に天窓のガラスあたりから水滴が落ちてくる
- 天窓まわりの壁、木材や天井にシミができている
上記が発生している場合、雨漏りしている可能性が高いです。雨の日や雨の後などにチェックしてみるとよいでしょう。
ベランダから雨漏りする原因
ベランダから雨漏りというのはイメージがつきにくいかもしれませんね。実はベランダは雨漏りの原因としてよく挙げられる場所です。ベランダは表面上問題がないように見えることが多いので、見分けが難しいこともあるでしょう。
ベランダは常に雨風にさらされています。排水管や笠木(かさぎ)など劣化しやすい部分が多い場所でもあります。ちなみに「笠木」とは、ベランダ手すり壁の上部分のことです。ほかの原因としては「防水シートの劣化」や「雨風にさらされることによる経年劣化」、「人が歩くことで傷みやすい」ことも挙げられます。
新創で施工したベランダの雨漏り修理では次のような事例があります。どのような流れで雨漏りが発生したか解説していきましょう。
1.ベランダが劣化してひびが入る。
2.ベランダの排水口が飛んできたゴミや葉っぱなどで詰まる。
3.雨水が流れなくなることでひびから雨水が侵入して雨漏りになる。
雨の日にベランダに水が溜まる、水が流れないといった状況はベランダ表面や排水口に問題があると考えてもよいでしょう。水はけが悪いと感じたら、施工業者に相談してみるのもオススメです。
外壁から雨漏りする原因
外壁からの雨漏りは、ひびが入っているから起こるんでしょう?と思う方が多いかもしれません。
しかし、外から見るとわからないような細いひびでも内側から見ると大きなひびだった、ということもあるのです。強い雨が吹きつけることで、外壁のひび割れ部分から雨水が侵入することもあります。
外壁の雨漏りは下地を腐食させる原因になります。定期的に外壁の下部分や接続部分、シーリングの状態などをチェックしてみるとよいでしょう。
外壁からの雨漏りは3つの原因が考えられます。
▢外壁の塗装が剥がれている ▢シーリング材が劣化している ▢施工不良がある |
外壁の塗装は家屋を守る衣服の役割があります。塗装が剥がれた状態の外壁は、いわば服を着ていない状態のようなもの。塗装が剥がれたからといって、すぐに雨漏りが発生するわけではありません。ですが長期間にわたって剥がれたままにしておくと、剥がれた部分が劣化して雨漏りを引き起こすことがあるんです。
シーリング材の劣化は窓サッシからの雨漏りと同じ原因になります。劣化したシーリングに雨水が侵入して、外壁の下地材を劣化させてしまうのです。
施工不良も意外に多い原因の1つです。施工不良はいくつか原因があるため、すこし詳しくお話しします。
施工不良による外壁からの雨漏り
外壁からの雨漏りの原因である施工不良の種類には主に次の3つが挙げられます。
▢外壁の収縮 ▢プライマーの密着不良 ▢規程の厚みになっていない。サイズに合わないバックアップ材が入っているケース |
大前提として工場から出荷されたての外壁材や出来立ての建材は確実に収縮を起こします。水分が含まれているため、乾燥することで外壁材・建材が収縮を起こします。この収縮を計算せずに施工してしまうと、外壁へ水が浸入し、雨漏りを引き起こすことがあるんです。
プライマーとは、外壁材とコーキング材を密着させる「糊(ノリ)」の役割をもった塗料です。プライマーの塗布作業をしていないシーリングは確実に剥がれます。
コーキングには規定となる厚みがあります。コーキング材の量を節約するために、外壁の下地にウレタン(バックアップ材※1)を注入することがあります。このウレタンの厚みが足りないと外壁材とコーキング材が密着せずに隙間が生まれてしまうのです。
その逆もあります。ウレタンの量を増やし過ぎたことで外壁が浮いた状態になり、隙間が生まれることもあります。どちらにしても、適切な厚みを持たせなければ隙間ができて雨漏りを引き起こしてしまうのです。
※1:バックアップ材とは?→建築や土木用に使われる外壁面の目地の調整するためのパーツ(素材)のことです。国交省発行の建築工事共通仕様書で使用できる素材が決まっています。規定には「バックアップ材の素材は合成繊維あるいは合成ゴム製とし、なおかつシーリング材に変色等の悪影響を与えず、またシーリング材とは接着しないものとのとする」とあります。ウレタンは合成繊維でシーリングに変色などの悪影響を与えない代表的なバックアップ材です。 |
これって雨漏り?似たような症状
雨漏りに見えても実は雨漏りではなかった、というケースもあります。家の中が濡れていると感じた際には、3つの原因に当てはまっているか確認してみてください。
- 結露
- 漏水
- 水掃除
3つの雨漏り疑惑について詳しく見ていきましょう。
結露で起こる雨漏り疑惑
「窓サッシに水が溜まっている!」「窓周辺が濡れている!」と感じた際には、結露が原因であることも疑ってみましょう。気密性が高かったり、排水が弱かったりするおうちでは結露が溜まりやすくなります。
結露によって窓から壁に水が染み込んでしまった場合、雨漏りとの見分けがつきにくくなります。そのような場合には窓周辺の湿度を確認してみましょう。換気をしながら様子を見てください。普段どおりの湿度に戻れば結露が原因である可能性が高いです。
逆に長時間換気をしても湿度が変わらない場合は雨漏りの可能性があります。
漏水で起こる雨漏り疑惑
「水滴が降ってくる」「知らない間に床が濡れている」と感じたら、屋根に上って確かめる前に配管からの漏水も疑ってみましょう。天井や壁に配管が通っている場合は、配管からの漏水で雨漏りのようになることがあります。
配管まわりに水が漏れている場合は、自宅の水道をすべて締め切ってから水道メーターを確認してみましょう。水を出していないのにメーターが回っている場合はどこかしらで漏水している可能性があります。また、前回よりも水道使用料が異常に上がっている場合も漏水の可能性があります。
水掃除で起こる雨漏り疑惑
屋根掃除をした後に雨漏りのような現象が起きた場合は、残っていた水滴が落ちてきているだけかもしれません。屋根は上から降ってくる雨水を侵入させないように造られています。
屋根は上からの水圧に強く、下からの水に弱いという特徴があります。下から水をかけたり水圧の強い水を下からかけたりすると、結合部分に水が入ることもあるのです。屋根掃除のやり方によっては、雨漏りのような現象が起きてしまうことを覚えておきましょう。
雨漏り緊急対応も新創にお任せください
長持ち塗装の新創では、雨漏りに関する知識や豊富な経験を持ったスタッフが対応しています。無料で実施している雨漏り診断では診断書を作成して丁寧にご説明させていただきます。もちろん、雨漏りの緊急対応も可能です。小さな疑問でもお気軽にご相談ください。
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地元密着43年、新潟市東区を拠点とし、新潟市を中心に多くの皆様の信頼と実績を積み重ねてきました。
これまでの工事実績2500件以上!
高品質な塗装を適正価格でご提供したい。地元密着だからこそ誠心誠意対応させていただきます。お陰様で多くの皆様からご依頼を頂いています。
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