【新潟市の外壁塗装情報】|「イシカワ」施工のマイホームオーナー様から寄せられる早期劣化「苔・カビの早期発生」の原因を考える
新潟市の皆さんこんにちは!
新潟市東区を中心に地元密着、外壁塗装・屋根雨漏り修理を専門にしている塗装業者、
長持ち塗装の新創です!
ブログ担当のコバヤシです!
最近、ハウスメーカー「イシカワ」が施工した戸建住宅のオーナー様から「苔やカビが生えやすくて困っている」というご相談をいただくことが増えています。中には、他社で対応してもらったことを伏せてご相談いただくこともあるのですが、プロの目から見れば一目瞭然です。
新築で建てたのにも関わらず、10年前後で薄らと緑色の着色が始まっていたり、黒っぽい影が確認できたりという状況が発生しているのを確認しました。
これらの症状にはいくつかの原因が考えられるのですが、実際に現在の外壁塗装を剥がして原因特定を行わないことには、適切な判断と対策がご提示できません。そのため、外壁の苔やカビの再発につながる原因をご紹介して、弊社にて対策を施すことをお勧めさせていただいています。
今回のお役立ちコラムでは「苔やカビの原因」に挙げられる可能性についてご紹介したいと思います。
確実な対策を施したいという方は、一度「長持ち塗装の新創」までご相談ください。
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目次
原因1:塗料の問題
苔やカビの再発が起こりやすい原因に「使用している塗料の問題」が挙げられます。新しい塗料を使用して外壁塗装をするのは当然ですが、その塗料が「新品」であり「いつ作られた塗料なのか」は気になるところです。
例えば、一度他の現場で使用していて開封済みの場合には、その現場で混入した可能性のあるカビの胞子や苔の胚が存在している可能性があります。その場合、せっかく完全に問題がない状態で外壁塗装を施せる状況であったにも関わらず、わざわざカビや苔の発生源を抱えたままになってしまうのです。
新品の塗料を開封したのであれば、このような状況は発生しづらいです。封入時にすでに混入している場合は別ですが、一般的には無菌状態で塗料を封入するため、これはあまり現実的な状況とは言えません。
また、新品の塗料を開封して使用したとしても、その塗料が業者に届いてから「どれだけの期間保管されていたか」という点も気になるポイントです。
保管期間が長くなれば、缶自体に原因が付着する可能性が高くなります。数年単位で保管されていた塗料だとしたら、原因が付着する可能性はどんどん高くなってしまうというわけです。
防カビ・防藻性能が低い
弊社で塗り替え工事をしたイシカワ施工のお住まいのカビ・藻・苔の発生状況
外壁塗装の際に、どんな塗料を使用したのかという点も重要です。塗料の中には「効果」を発揮するための混ぜ物がされているのですが、その成分的な問題で苔やカビの発生を促進してしまう可能性があるケースもあるので、使用する塗料は慎重に選ばなければなりません。
一般的には考えづらいことですが、粘度を高めるためにでんぷん質を使用したと仮定しましょう。カビの格好の餌場となってしまうため、こんな塗料を使用すれば瞬く間にカビだらけになってしまうはずです。
これは苔にとっても言えることで、栄養分が存在する状態であれば繁殖は活発化されてしまいます。これでは防カビ・防藻性能ではなく「促進剤」になってしまうでしょう。
また、そもそも防カビ性や防藻性に注目されていない塗料では、再発しやすい状況が維持されてしまいます。せっかくメンテナンスするにも関わらず、発生していた問題を予防する対策が施されていないのでは意味がありません。
低汚染性が付与されていない
弊社で塗り替え工事をしたイシカワ施工のお住まいの外壁の汚れ状況
苔やカビは、発生源となる胞子や胚の付着があるからこそ現れてしまうので、外壁の表面にこれらの付着を許さないための塗料を使用すべきです。最近の塗料はほとんどが低汚染塗料としての効果を持っているものばかりですが、使用する塗料の種類によってはこの効果が弱い場合もあります。
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料
・光触媒
これらの塗料であれば、塗料の表面が非常に滑らかであり低汚染性能にも優れると言えます。しかし、これらよりもグレードの劣る「ウレタン塗料」「アクリル塗料」は、汚れの付着を許してしまうため、どれだけ新しい外壁塗装になったとしても再発予防の効果は強くならないのです。
低汚染性の効果が十分でないばかりか、そもそも低汚染塗料としての効果を持っていないケースもあるので、使用する塗料には注意が必要です。
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原因2:シーリング材の問題
苔やカビの再発は、塗料の問題ばかりではなくシーリング材の問題も疑えます。塗料ではあまりでんぷん質を気にすることはありませんが、シーリング材の中には環境汚染対策として「でんぷん、にかわ、うるし、天然ゴム」などを使用していることがあるのです。
このようなシーリング材を使用していると、カビや苔が発生しやすいと言えるでしょう。他にも以下に挙げるような再発原因が考えられます。
劣化したシーリング材を使用している
塗料の項でもご説明しましたが、開封済みの材料を使用すると苔やカビが再発しやすい状況ができてしまいます。シーリング材のように密閉されていて内部に混入する可能性が少ない場合でも、保管用に抽出口を外してラップをかけたり、古く固まった部分をほじり出したりというタイミングで微細なカビや苔の成分が混入する可能性があるのです。
これはカートリッジ式のシーリング材を使用する場合のことですが、多くの場合「充填式」のシーリング材を使用するため、苔やカビの胞子が入り込む可能性は高くなってしまいます。
運良くシーリング材の間の中に混入していなかったとしても、打ち出し用のシーリングガンの中に入り込んでいる可能性も考えられるため、シーリング材を開始て苔やカビが発生しやすいということは十分に考えられることと言えるでしょう。
適切に充填されていない
弊社で塗り替え工事をしたイシカワ施工のお住まいの外壁のシーリングカビの状況
職人の技量によっては、シーリング材を適切に充填することができないことがあります。既存のシーリング材を撤去し、新たに打ち替える場合、溝の奥深くまでシーリング材で埋め尽くす必要がありますが、内部に空気が入り込んだまま空間ができてしまうと、部分的に密閉できなかった箇所が発生してしまうのです。
これでは、苔やカビの原因が内部で繁殖しやすい状況が生まれてしまいます。
しかし、施工後にシーリング材の充填不良を発見することはできません。このような状況が発生していると、シーリング材からカビや苔が発生してしまい、再施工しなければならない状態になることもあるのです。
材質を間違えている
一般的に、外壁塗装では「変性シリコン」と呼ばれるシーリング材を使用します。これは、シーリング材の上にも塗料によるコーティングを施すことができる素材です。塗料がシーリング材の上も覆い隠してくれることで、シーリング材に含まれているでんぷん質が表面に現れずに済むというわけです。
しかし、万が一使用するシーリング材を間違えてしまうと、塗料が剥がれてしまい塗料によるコーティングを失ってしまいます。その結果、シーリング材は剥き出しになってしまい、その周囲の外壁の塗料も剥がれてしまうことで、苔やカビの発生しやすい状況が生まれてしまうということです。
このようなことは一般的に考えられないのですが、対応する業者が在庫処理のために使用してしまったというケースがないとは言い切れません。特に、工事依頼が少なく、旧素材のシーリング材の在庫を抱えているような業者に依頼してしまうと、このような事例が発生する可能性は高くなります。
さらに、資金力が乏しい業者も同様です。見た目はどれも同じようなものであり、パッと確認しただけでは本当に指定した材料なのかを判別することは困難です。そのため、あってはならないことですが、仕入れコストの安い低品質な別のシーリング材で対応してしまうことがあるかもしれないのです。
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原因3:環境的な問題
どうにもならない原因というものもあります。それが「環境的な問題」です。立地条件的に、どうしても苔やカビが発生しやすい地域というものは存在します。これらを確認してみてください。
北側に面している
苔やカビが発生しやすい壁面は、多くの場合が「北側」です。どうしても日当たりが悪いので、苔やカビが繁殖しやすい状況が生まれやすくなります。
湿気が抜けづらい・空気の通りが悪い
建物の構造上、空気が滞留しやすいということも苔やカビの繁殖を促進してしまうことがあります。
・住宅密集地
・荷物が置かれている
・庭木やプランタの水やりをする
このような状況がある場合、通常よりも空気の通りが悪くなるため、湿気が溜まりやすいのです。
原因4:施工・処理の問題
工事を依頼した先ではなく「実際に施工する業者」の注意不足により、苔やカビの再発があるケースも考えなければなりません。専業で外壁塗装をしている業者であっても、天候により対応を急いでしまったり、人手不足による対応の不備であったりという状況は発生しやすいです。
高圧洗浄が甘い
通常、外壁塗装前には徹底的な高圧洗浄が必要です。しかし、洗浄後の工程を行う前に強風が吹いてしまったり雨が降ったりということがあると、せっかく対応した壁面に汚れが際付着してしまう可能性があります。
これを再度洗い流すことがなかった場合、苔やカビの再発を誘発する可能性があるのです。
下地処理が不適切
弊社では、カビや苔の発生箇所には防カビ処理や防藻処理を下地処理の段階で必ず施します。しかし、全ての業者が同じ対応をするわけではなく、十分な下地処理が行われないことも十分に考えられるでしょう。
養生をしていない
一般的な外壁塗装業者であればありえないことですが、地域の工務店などに施工依頼をすると、十分な養生を施すことなく外壁塗装をしてしまうことがあります。このようなケースでは高圧洗浄も甘く、ただ表面に別の塗料を載せただけという杜撰な対応がされている可能性もあるので注意しましょう。
防護ネットをかけていない
通常、外壁塗装をする際には足場を組み、その周りを防護ネットで覆い隠します。これは周囲の建物への塗料の飛散を防止したり、施工面の汚染を防いだりという効果があるのですが、部分補修をするような場合には十分な対策を施さないケースがあり、その結果苔やカビの発生原因が施工面に付着してしまうことがあるのです。
このような場合、完全な施工業者のミスとなるため、保証で再施工させることも可能ですが、同様の対応しかしてもらえないことがほとんどでしょう。
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【結論】再発しやすいトラブルには原因がある
地元でも有名なハウスメーカーが施工したお住まいだからといって、100%耐久年数がカタログ通りとは限りません。お客様から助けを求められた際には、最善を尽くすのも弊社として当然だと考えております。もし、外壁塗装後に苔やカビの問題で困っているというときには、一度「長持ち塗装の新創」にご相談ください。
原因特定から、完全に問題解決をするための方法をご提案させていただきます。
外壁トラブルで困ったときには「長持ち塗装の新創」にお任せください!